ミロスラヴ・ペンコフ

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西欧の東 エクス・リブリス

ミロスラヴ・ペンコフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560092712
ISBN 10 : 4560092710
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現在と過去を行き来しながら紡がれる、長篇小説のような読後感を残す8つの物語。世界15か国で翻訳された、ブルガリア出身の新鋭による鮮烈なデビュー短篇集。

【著者紹介】
ミロスラフ・ペンコフ : 1982年ブルガリアのガブロヴォ生まれ。幼少期に首都ソフィアに移り住み、18歳まで同地で過ごす。2001年に留学生としてアメリカ合衆国に渡り、アーカンソー大学で心理学を学んだ後、大学院では創作科に進む。2006年に発表した短篇小説「レーニン買います」が2007年のユードラ・ウェルティ賞に選ばれ、サルマン・ラシュディ編『ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ2008』にも選出。2011年にデビュー作となる『西欧の東』を刊行。表題作「西欧の東」が2012年のBBC国際短編賞およびO・ヘンリー賞を受賞。現在、北テキサス大学の創作科で教鞭を執る

藤井光訳 : 1980年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。同志社大学文学部英文学科准教授。主要訳書A・ドーア『すべての見えない光』(第三回日本翻訳大賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    抗議のための石を持っていたのに、「...俺たちは骨抜きにされて、大人しくなってしまった。五百年もオスマン帝国に支配されてた国民ってのはそんなもんだろう。それに加えて45年間、共産主義に耐えてきたってわけだ」(十字架泥棒) ブルガリアの、特に19世紀末からの辛苦を読み取れる。ブルガリアで生まれ、アメリカの大学に奨学金で留学し、そのままそこで暮らしているがゆえの作者の望郷の想いと客観的描写が冴える。孤独感の吐露と祖父の小ささと大きさを、少しのユーモアをまじえて読める「レーニン買います」が一番心を打った。

  • 蘭奢待

    西欧の東、すなわち東欧、イコール紛争と分断。ブルガリア出身の作者ならではの視点。哀愁。戦前はトルコのアラブ、イスラムに翻弄され、戦後のソ連の共産主義化に翻弄され、その後の西側の民主化、自由経済に翻弄される。ドナウ川を境に土地分断の歴史、革命の歴史、懐古と民族の神話。それらが絡まり合って、ブルガリア人の哀愁を醸し出している。短編集。

  • 星落秋風五丈原

    西欧とひとくくりにはできない。ヨーグルトだけの国ではない社会主義国と資本主義国の代理戦争みたいなことが起っていたブルガリアの短編集。

  • りつこ

    そういえばブルガリアの作家を読んだことがなかったかもしれない。政権が不安定で社会体制が変わったり領土が奪われたり国が分断されたり。そんな中で希望を持って生き抜いていくことの難しさを感じる。読んでいる間ずっと心がざわざわして気持ちが不安定になったのはなぜなんだろう。静かに見えて時々垣間見られる荒々しさが正直好みではなかった。

  • detu

    アメリカ在住のブルガリア人作家による短編集。ブルガリアの生活や風土を小説になぞらえて語る。東欧やバルカン半島の歴史や地理に疎いものでなかなか入り込めず。調べ調べの読書はちっとも捗らず。オスマンの征服、ソ連共産党の支配、社会主義の崩壊。少しは勉強になったか。文体がアメリカ的、純文学のイメージを感じる短編集だと個人的感想。

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