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ISBN 10 : 4588010069
Content Description
母親との別離、孤独裡の隠棲、肉体的責苦と試練、冥府への下降と天上への上昇、そして死と再生―“人格を造る”加入礼儀式とその文化の意味を、諸大陸の事例に基づき探究。とくに未開‐東洋の“内面性”ある加入礼文化の消滅を問い、成熟システムの欠如を逆照射する。
目次 : 成人式および未開の宗教における部族の加入礼/ 秘密の祭祀の形をとる成人式/ 個人的な加入礼と秘密結社/ 軍事的加入礼とシャーマンの加入礼/ 大宗教における加入礼的主題/ 解説 “ディオニュソス的なもの”と加入礼(前野佳彦)
【著者紹介】
ミルチャ・エリアーデ : 20世紀最大の神話学者、宗教学者、宗教史家の一人。小説家としても知られる。1907年、ブカレストに生まれる。ブカレスト大学で哲学、歴史学を学び(1925‐28)、インドの王侯の支援を受けてカルカッタ大学でインド哲学を学んだ(1928‐32)。帰国後ルーマニアを代表する新進の知識人、著作家、学者としてめざましい活動を続けたが、共産党の政権奪取により、1945年、フランスに亡命。神話学者、宗教史家としての名声を確立した。1956年合衆国シカゴ大学に招聘され、1986年に亡くなるまで、合衆国で宗教史、宗教学の中心的存在として活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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