ミルチャ・エリアーデ

Individuals/organizations Page

Books

世界宗教史 7

ミルチャ・エリアーデ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480085672
ISBN 10 : 448008567X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1986年、M.エリアーデの死によって、大著『世界宗教史』は未完の書として残された。その愛弟子であり学問的後継者であったヨアン・P・クリアーヌは、エリアーデから最終巻の編集を依頼され、師の精神と構想に基づいてまとめる作業を行ったが、中途、彼もまた不慮の死を遂げてしまう。最終刊のドイツ語原本の版元ヘルダー社は、エリアーデ、クリアーヌの意を受け、著名な宗教学者や民族学者の協力を得てそれを完成させた。これにより、既刊分では論じられなかった諸地域がカバーされることとなった。文庫版第7巻は、メソアメリカの諸宗教、中国六朝時代の道教、インドネシア・オセアニア・オーストラリアの宗教を収録。

目次 : 第40章 メソアメリカの諸宗教―都市と象微(「古代アメリカの諸文明」/ オルメカの世界―石のジャガーと巨人 ほか)/ 第41章 六朝時代中国人の宗教信仰における道教(道教信者と不死の探求―身体の術/ 精神の術―内観、瞑想、神秘的合一 ほか)/ 第42章 多様性と全体性―インドネシアの宗教(インドネシアにおける世界宗教と民族宗教/ 群島の民族的多様性 ほか)/ 第43章 マナとタブー―オセアニアの宗教(オセアニアの生活領域/ メラネシア人―社会と生活様式 ほか)/ 第44章 トーテム・夢の時・チュリンガ―オーストラリアの宗教(オーストラリア原住民の起源と生活状況/ オーストラリアの宗教とその研究 ほか)

【著者紹介】
木塚隆志 : 1961年生まれ。駿河台大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 優希

    6巻で著者急逝のため、原案という形になっています。様々な宗教学者の視点が混じり、宗教のオムニバスのように読めました。

  • 塩崎ツトム

    世界神話内の原始の時代、旧約聖書と違い男女同権で社会は始まり、近年の考古学的発見でも古代人は女も男と同じく狩猟や戦で活躍していたことが裏付けられている。しかし神話と違い(本書で紹介されるアボリジニー社会のように)、実際には女性は血族の財産のように扱われ、男に与えられる権利がはく奪されていることも多々ある。これはきっと西洋文明との接触以前にターニングポイントがあったと考えるのが自然だが、では、その瞬間には、一体どんな社会的動揺があったのか?

  • roughfractus02

    著者没後本書の完結を託されていた高弟クリアーヌも急逝し、最終巻は彼らの遺志を継ぐ人々に託されたという。メソアメリカのポトラッチ、中国の道教と不死の養生術、インドネシア宗教の多様な始源、オセアニアのマナ信仰と生活のタブー、オーストラリアのアボリジニのトーテミズムとドリームタイム等が、著者の理念のもとネットワークされる。フレーザー読解からインド研究に向かった著者の宗教学を辿り直すように、世界に散在する宗教の始源に民族学的アプローチで接近する本巻には、著者の友人C・G.ユングの元型論が祖型に形を変えて現れる。

  • Copper Kettle

    今まで書いていたミルチア・エリアーデの没後、彼の同僚や弟子たちが筆を取った4巻目(文庫本では7-8巻目)。ただ今までエリアーデが書いていたような普遍的な宗教史ではなく、ある特定地域での宗教がどんなものなのかを深掘りしている内容。個人的には歴史に興味があるので、「うーむ」という感じ。この文庫版7巻で取り上げるのは、メソアメリカの宗教、道教、インドネシア、オセアニア、そしてオーストラリアといった地域の原住民たちの宗教について。こういった地域の歴史をほとんど知らないので、興味深い箇所もあったけどね。

  • 梟をめぐる読書

    『世界宗教史』(全8巻)完読の壁を低くすべく、第7巻から先読み。一応、この巻からは複数の論者による世界の諸宗教についてのアンソロジーという体裁に切り替わるので、なんら問題はない。マヤ・アステカの食人儀式と神話との関係や「浪費による富の平坦化」(ポトラッチ)の実例、古代の「聖娼」制度などが興味深い。思えば宗教学とともに文化人類学的な諸分野が発達し、現地の文化のなかにも辛うじて民族宗教の名残りを抽出することができた20世紀後半こそ、こうしたマイナー宗教を研究する最後のチャンスだったのかもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items