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ほんとうの自分 集英社文庫

ミラン・クンデラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087607925
ISBN 10 : 4087607925
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幼い子供を亡くした後、シャンタルは年下の男性ジャン=マルクと出会ってたちまち恋におち、離婚して彼と暮らし始めた。シャンタルは広告代理店勤務、彼は職業を転々としている。更年期の症状を感じ始めたある日、シャンタルのもとに一通の匿名の手紙が届く。「私はスパイのようにあなたの後をつけています、あなたは美しい」―。それを機に、ふたりそれぞれの幻想が現実を脅かしていく。

【著者紹介】
ミラン クンデラ : チェコ共和国生まれ。1975年よりフランスに住む。2023年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旅するランナー

    存在の耐えられない曖昧さ。女シャンタルと男ジャン=マルクそれぞれの視点が相互に描かれる幻想恋愛小説。君は誰か別人なのか、本当の自分とは何者なのか。老い、嫉妬、現実と非現実、実在と夢想の混在promiscuité。クンデラらしいシニカルさの先に、得も言われぬ美しく過酷な愛が待っている。

  • こうすけ

    わりと短いし、そんなに込み入った話ではないので、手軽く読める。手練れによる小品、といった感じ。

  • ふみふみ

    表題から察せられるとおりモラトリアムちっくなカップルの物語で、プロットはシンプルなんですが、例によって著者特有の衒学臭、哲学崩れの心理描写など一体何を読まされてるんだ感も強いです。そして、このままではグダグダで平凡な物語で終わってしまうと危惧したからなのか、これまた著者の十八番のメタフィクションが発動、今度は幻想方向へとジャンプするのですが、ぐぬぬな印象が拭えませんね。

  • rou

    登場人物の視点がかわるがわる描かれるポリフォニックなクンデラの小説。シチュエーションコメディのような活劇が終盤描かれる。作者と登場人物にはかなりの距離があるため、自分の人生に多弁な人間たちがいつも可笑しく感じられる。当然悲しくもある。女性の老いが男性目線から描かれているには違いない。距離感はかなり感じられた。性に貪欲なシャルタンにはウェルベックを読むときのような居た堪れなさを感じてしまい、読むのを何度も中断。ただ、老いに直面する恋人を判断できなくなる程戸惑いながらも愛を貫こうとするジャンにはまあ、脱帽。

  • mada

    ステキな小説だ

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