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あなたを選んでくれるもの 新潮クレスト・ブックス

ミランダ・ジュライ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105901196
ISBN 10 : 4105901192
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アメリカの片隅で同じ時代を生きる、ひとりひとりの、忘れがたい輝き。

映画の脚本執筆に行き詰まった著者は、フリーペーパーに売買広告を出す人々を訪ね、話を聞いてみた。革ジャン。オタマジャクシ。手製のアート作品。見知らぬ人の家族写真。それぞれの「もの」が、ひとりひとりの生活が、訴えかけてきたこととは。カラー写真満載、『いちばんここに似合う人』の著者による胸を打つインタビュー集。

著書
1974年、バーモント州に生まれ、カリフォルニア州バークレーで育つ。両親はともに作家で、出版社を営む。高校卒業後、カリフォルニア大学サンタクルーズ校に進学するが中退し、オレゴン州ポートランドに移ってパフォーマンス・アーティストとして活躍。1997年からは映画製作も開始し、脚本・監督・主演を務めた初の長篇映画『君とボクの虹色の世界』が2005年のカンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞、大きな注目を浴びる。一方で、2001年ごろから『パリス・レビュー』『ニューヨーカー』『ハーパーズ』等の雑誌に小説を発表しはじめる。初めての小説集となる『いちばんここに似合う人』は、2007年に出版されて多くの作家や書評家から絶賛され、フランク・オコナー国際短篇賞を受賞した。

【著者紹介】
ミランダ・ジュライ著 : 1974年ヴァーモント州生まれ。カリフォルニア大学サンタクルーズ校を中退後、ポートランドでパフォーマンス・アーティストとしての活動を開始し、短篇映画を撮り始める。2005年、脚本・監督・主演を務めた初の長篇映画『君とボクの虹色の世界』がカンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞、大きな注目を浴びる。2007年、初めての短篇集『いちばんここに似合う人』でフランク・オコナー国際短篇賞を受賞。ロサンジェルスに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    小説家であり、劇作家でもあるミランダ・ジュライがロスとその周縁に暮らす何人かの人(下は高校生から81歳の高齢者まで)に試みたインタビューを収録したもの。インタビューの相手は「ペニーセイバー」の投稿者から選ばれている。年代的には当然、多くの人はインターネットでの売買を利用するのだが、そこから漏れ落ちた人たちということになる。彼らは必ずしも一人暮らしではないのだが、なんだかそれぞれに本質的な孤独を抱えているように見える。これが、今のアメリカの(ウエストコーストの)リアルなのだろうか。そして、このリアリティは⇒

  • おしゃべりメガネ

    なんとも言えない読書時間を過ごさせてもらいました。映画の脚本家である著者がフリーペーパーに売買広告を出す人々に電話をかけ、家を訪ねて、ひたすら話を聞くという一冊です。とにかく様々な人々が登場し、それぞれに大なり小なりドラマがあって、感動するのもあれば失意に似た感情を持つものもあります。ノンフィクションがベースだからなのか、淡々とクールに進む雰囲気がかなり独特です。フォト・ドキュメンタリーでもある本作なので、たびたび見ることができる写真にも何か語りかけられているようなキモチになり、本当に不思議な時間でした。

  • ケイ

    読み進むほどに居心地が悪くなる。ジュライの「最初の悪い男」の読書会などで少なからぬ人がおすすめしていたこの作品。私はひねくれているのか、このあからさまなエキセントリックさを好きだという人達が変わっているのか?と自問しながら頁をめくる...、あぁ、やはり最後まで読まなくちゃね。 突然、泣かせられました。善行をなそうというかたまりみたいな無力な人に癒されるとき、その癒しは無限だな。生きづらさを感じたら読んで欲しいなと思う本。万人の救いにはならないかもしれないけど。

  • 青乃108号

    アメリカの市井の、ネットとは全く縁がない人々に ミランダが接触を試みたインタビューと写真の数々。登場する人々は皆それぞれに個性的で、それぞれの価値観で生きたいように生き人生を謳歌している。人は時間の内側でしか生きられぬもの、俺は父の死もあって自分自身の人生の残り時間の圧倒的少なさに呆然とし、このところうちひしがれていたのだ。この本の人物達は間違いなく俺より豊かではないのに、この人達を優越感を持ってみる事は出来ず、俺はむしろ羨望のまなざしで各エピソードを読んだ。もう俺は泣かないよ。

  • KAZOO

    ミランダ・ジュライという人の作品は初めてです。フォト・ドキュメントなのですね。短編集とばかり思っていました。フリー・ペーパーに小物販売の品物を掲載している人を訪ねてインタビューしたものを集めたものです。カラー写真があり、その品物とその値段が最初に掲載されてその人物との話が続きます。オタマジャクシまであるのにはびっくりしました。結構いい値段ですね。アメリカの様々な人々の生活などが垣間見えて私には非常に興味あるものでした。

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