Product Details
ISBN 10 : 4344690699
Content Description
大変な精神的・肉体的苦悩に苛まれている末期の患者さんたちは、理屈抜きで死にたいと思うことがあるに違いない。
ドイツでは自死幇助について激しい議論が続けられており、著者のミハエル・デ・リダー医師は、この課題と積極的に取り組んでいる自死幇助賛成論者である。
彼は、包括的かつ個人的な内容が記されている本書のなかで、その理由を述べている。
そして「死にゆく人に寄り添う者」としての様々な自験例を駆使して、自死幇助の法的、医療倫理的、そして政治的立ち位置についての考察を加えている。
結果として本書は、重要な啓蒙書であり、自己決定による生と死への感動的な訴えとなっている。
ドイツでメディア出演多数の医師による書籍を邦訳
【著者紹介】
志摩洋 : 1939年、兵庫県生まれ。1966年、東京大学医学部卒。獨協医科大学特任教授、救世軍清瀬病院名誉院長
ミハエル・デ・リダー : ミハエル・デ・リダー医師は、内科医、ホスピスの創設者、緩和医療基金の理事長である。彼は長年にわたって、医学の進歩と尊厳のある終末期の間にある倫理的なジレンマについて批判的な目を向けており、それに関する多数の書籍を著している。とりわけ“Wie wollen wir sterben?”(島田宗洋/ヴォルフガング・R・アーデ訳『わたしたちはどんな死に方をしたいのか?』、教文館、2016年)は、ドイツでベストセラーとなっている。デ・リダー医師は、メディアや世間で人気のある医師である。そして彼のライフワークである出版活動においては、健康財団から賞を授与されるなど、その活動は多岐にわたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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