Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• きゅー

  読了日：2011/08/09

  2編が収録されている。「いつもの食事」は古典的な作品であり、どうしてこれを「現代フランス語圏演劇」というシリーズに収めることにしたのか謎だ。内容は、航空機墜落事故による極限状態の中で人肉を食う、というストーリー。「2001年9月11日」は、テロが起きた数時間前後を、テロを起こした側、起こされた側による手記、声明、インタビュー、新聞記事をコラージュ的手法により描き出す。テロ発生数週間で描き上げたというが、どちらの側にも与することなく演劇の脚本としたことは驚きだが、ページ数が少なく物足りない印象を受けた。

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