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ISBN 10 : 4480089950
Content Description
「性こそが、人間の深遠な真理を読み取れる特別な場所である」と見なされるようになったのは、どのようにしてか。長い空白期間を挟みつつ、死を目前に3巻まで刊行された『性の歴史』。この長大な仕事を通してフーコーは、私秘的な領域への権力介入を分析し、欲望的主体の系譜を遡って“生の技法”を浮かび上がらせるに至る。第5巻「性・真理」は、未刊行の巻も含めた『性の歴史』への序文、真理をめぐる駆け引きに覆い隠されてしまった“自分自身への配慮”を探る論考「自己への技法」などを収録し、フーコーの後期問題系への展開を通覧する。
目次 : 性現象と真理/ 身体をつらぬく権力/ 性の王権に抗して/ 世界認識の方法―マルクス主義をどう始末するか/ 性現象と孤独/ 性の選択、性の行為/ 倫理の系譜学について―進行中の仕事の概要/ 快楽の用法と自己の技法/ 『性の歴史』への序文/ 自由の実践としての自己への配慮/ 生存の美学/ 自己の技法/ 個人の政治テクノロジー
【著者紹介】
ミシェル・フーコー : 1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没
小林康夫 : 1950年生まれ。東京大学教授
石田英敬 : 1953年生まれ。東京大学教授
松浦寿輝 : 1954年生まれ。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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