ミシェル・フィリポブ

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脂肪の歴史 「食」の図書館

ミシェル・フィリポブ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562053285
ISBN 10 : 4562053283
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

絶対に必要だが嫌われ者―脂肪。油、バター、ラードほか、おいしさの要であるだけでなく、「豊かさ」(同時に「退廃」)の象徴でもある脂肪の驚きの歴史。良い脂肪/悪い脂肪論や脂肪「代替品」の歴史にもふれる。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。

目次 : 序章 脂肪―さまざまなイメージの複合体/ 第1章 権力と特権―脂肪の歴史/ 第2章 脂肪はおいしい/ 第3章 栄養学 対 脂肪/ 第4章 代替品と本物/ 第5章 大衆文化の中の脂肪

【著者紹介】
ミシェル・フィリポフ : タスマニア大学のジャーナリズム、メディア、コミュニケーションのDECRA(オーストラリア政府の若手研究者支援プログラム)主任研究員兼上級講師。食・健康・音楽とマスメディアとの関係に関する研究を行なう

服部千佳子 : 同志社大学文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Kouro-hou

    かつては富と歓びの象徴であり、人に必須な栄養素でありながら現在悪玉街道驀進中の脂肪の歴史解説本。宴会でコテコテ料理を振舞わないのはケチという時代が過ぎ、米国大統領が心筋梗塞でダウンした辺りから風向きが変わってくる。動物油脂を不飽和脂肪酸に勢いで切り替えたら「ごめwトランスの方が体に悪かったわww」と、今も感情で突っ走る健康論には善悪二元論で語ってはいけない複雑さが見える。脂肪を含む楽しい食事は過酷な労働から人類の体と精神を支えてくれており、充実した人生に彩を添えてくれた脂肪を無碍にするのも寂しいかな、と。

  • tom

    トランス脂肪酸は体に悪い、飽和脂肪酸も体に悪い、こういう話があるけれど、この本によれば、根拠になる研究自体がかなり怪しいらしい。私は、何も考えず、バターは美味いと食べている。こんなことはどうでもいいけれど、面白かったのはウサギの肉のこと。一週間喰い続けると、下痢をして、頭痛、倦怠感、漠然とした不快感に悩まされる。腹いっぱい喰っても空腹感は消えないという記述。大昔の北アメリカ大陸の原住民からの聞き取りだけど、ウサギの肉は脂肪が極端に少ない。脂肪を取らなかったらこうなるらしい。脂肪は大切と思ったのでした。

  • くさてる

    人類にとって欠かせない存在である「脂肪」。それが人間の文化でどう扱われてきたかを豊富なカラー図版で紹介した内容。ある時は富と権力の象徴、美味極まりないもの、栄養価の高さから重宝されたもの、そして健康の敵ともされたもの。やっぱり魅力的なものなんだろうなと思います。レシピもいろいろ紹介されていて、素直に「美味しそうだなあ」と読みました。

  • こぽぞう☆

    大事な栄養素でありながら、現代では嫌われがちな「脂肪」。巻末にはレシピも載っている。ダイエット中の私には毒でした。

  • シルク

    「高温の油に食材を完全に浸すと、食品中の水分がたちまち蒸気に変わる。食品を油の中に入れるとすぐ出る多量の泡はこれだ。この水蒸気が油をはじき、油が食品の内部まで浸透するのを防ぐ。その結果、表面は焦げ目がついてサクサクしているのに、中味はまるで蒸したようにしっとり仕上がるのだ。」(p.68)……こういう仕組みのところを言葉にしてもらうと、「にゃるほど〜」(*´Д`) 春、のんびりと出来るお休みの日、揚げ物をするのがわたくしの遊びのひとつだ。4月〜5月辺り、空が優しい紫色に変わる時間帯におもむろに台所に立つ。

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