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Hマートで泣きながら

ミシェル・ザウナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784420310970
ISBN 10 : 4420310979
Format
Books
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父はアメリカ人、母は韓国人。十代の日々に一度は決裂しかけた母を闘病の末に亡くし、韓国文化との唯一の架け橋を失ってしまった著者がたどる、喪失と再生のメモワール。

目次 : Hマートで泣きながら/ 涙は取っておきなさい/ 二重まぶた/ 「ニューヨーク風」の彼/ ワインはどこかな/ ダークマター/ 治療/ お姉さん/ わたしたち、どこに行くの?/ 生きることと死ぬことと、あなたが潤沢に持ちあわせない嵐のごときすばらしさとは?/ LAW & ORDER/ 指輪の重さ/ ラヴリー/ マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン/ 松の実のお粥/ 小さな斧/ マンチとわたしたち/ キムチの冷蔵庫/ コーヒー一杯

【著者紹介】
ミシェル・ザウナー : 韓国ソウル生まれ。米国オレゴン州ユージーンで育つ。父はアメリカ人で母は韓国人。16歳でギターを手にし、作曲を始める。Japanese Breakfastの名で発表したアルバム「Psychopomp」(2016)で注目され、「Soft Sounds from Another Planet」(2017)を経て「Jubilee」(2021)を発表。2022年第64回グラミー賞2部門にノミネートされた。文筆業では、2018年「ニューヨーカー」誌に寄稿したエッセイCrying in H martが評判になり、それを基にした回想録『Crying in H mart』(本書)が2021年クノッフ社から刊行された。本書は1年以上ニューヨークタイムズ・ベストセラーに入り、10以上のメジャーな媒体でベストブックに選出されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ

    日本でも音楽好きの間では知名度の高いJapanese Breakfastのミシェル・ザウナーによる、母との愛と喪失の記憶、それを支える食の思い出を綴った鮮やかな自叙伝。文字と文字の間に涙の跡が見えるような率直な筆致が胸を打つ。書きながら料理の味を思い出してミシェル自身喉を鳴らしたことが想像出来て微笑ましくもある。祖国を遠くに持つ移民や、アイデンティティが複数あるミックスルーツの多いアメリカで広く読まれた理由がよく分かる良書。この本を読んだ多くの人間が、自らの家族や大切な人、特別な料理のことを想うだろう。

  • mikarin

    BTSのジョングクが読んでいた本。あとがきを読んだらとても評判の本だった。しかも本人がミュージシャンでもあると。グラミーノミネートのアルバムを検索して曲をかけながら読みました。完璧な母はいないし完璧な娘もいないけど、それが分かったのはずいぶん歳をとってからだったな。あれもこれもお母さんのせいだと思っていた20代の頃に母を亡くしていたら大変だっただろうと想像しちゃった。料理の話だと思って読み始めたのでちょっと思ってたのと違ったけど、韓国料理の描写が秀逸で色々と食べてみたくなりました。

  • ズー

    昔アメリカに住んでたとき、お世話になったHマートだったので、何このタイトル!読んでみたいと思って手に取った。もう1ページでこの感じ好き!ってなった。悲しい実話ではあるんだけども、悲しみだけではなく、希望や愛にも溢れていて、何より読んでいてお腹が空いてくる。なぜなら彼女の思い出には常に食べ物も入ってくるから。ほんとこんなことって不平等としか思えないし、神様なんていないと思わせる。それでも常に最善の策を考えてパッと動くミシェルの素晴らしさたるや…。すごく良かった。

  • 星落秋風五丈原

    あまり詳しくないが、筆者がフロントウーマンをやっているジャパニーズ・ブレックファーストは、フジロックフェスティバルにも来たことがあるアーティストらしい。父はアメリカ人、母は韓国人と言われても、見た目韓国人には見えない。かといって純アメリカ人でもなさそう。といってもアメリカはもともと移民の国であるが。食って強烈に記憶と結びついている。生きている時は衝突もあったが死んで尚食の記憶とともに思い出される母親の闘病生活について書いたミュージシャンの自叙伝。

  • ヘジン

    回顧録。Hマートはアメリカにあるアジア系食材専門のスーパーマーケット。白人の父と韓国人の母を持つ、アメリカ育ちの著者ミシェル。母や祖父母他の親戚とソウルの家で過ごした思い出(同じアジアで自分の思い出と重なる部分も多い)、母との諍い、母の癌の治療と介護と死と後悔(読んでいて結構つらい)、その後の回復。それらが濃密に食の話と結びついている。アメリカ料理も出てくるけれど影が薄い。それに比べて数々の韓国料理の描写の豊かなこと。アルバム出せばグラミー賞にノミネート、本を出せばベストセラーと、才能が爆発している。

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