ミシェル・エルベール / ウジェーヌ・ヴィル

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禁じられた館 海外文庫

ミシェル・エルベール / ウジェーヌ・ヴィル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594094225
ISBN 10 : 4594094228
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの所有者には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。再三舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫状。果たして雨の夜、謎の男の来訪を受けた直後、館の主は変わり果てた姿で発見される。どこにも逃げ道のない館から忽然と姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、探偵トム・モロウが登場し…『黄色い部屋の謎』以降の歴史的空白を埋めるフランス産不可能犯罪小説の傑作、ついに発掘!

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • yukaring

    使用人たちが心配して見守る、ある意味衆人環視の中で殺された館の主人。しかし犯人は逃げ場のない館から忽然と姿を消す。彼はいったいどこへ消えたのか?この消失トリックを徹底的に追求するシンプルでストレートなTHE本格ミステリ。住む者に災いをもたらす曰く付きの館マルシュノワール館。この"禁じられた館"へ届く謎の脅迫状。そして館を出ていかなかった住人は脅迫状通りに不可解な死を遂げる。不気味なオカルト的な雰囲気と理詰めのロジックが同居する独特な世界観。真相もとてもシンプルだけど驚きを禁じ得ないエレガントな1冊だった。

  • aquamarine

    館を買い取り引っ越してきた主人が、再三の出ていけという脅迫状に屈せずにいたところ、殺害されてしまう。逃げ道のない館の中で、殺人者はどこへ消えたのか…という不可能犯罪を暴くミステリ。1930年代に書かれたとのこと、時代なのか、ちょっと変わってるなと思ったのが、最初から探偵が出てくるわけではなく、捜査する側が右往左往してなかなか犯人にたどり着かず侃々諤々の議論を重ねるところ。探偵の登場は遅いが、それも含めてラストの展開まで綺麗で気持ちいい。読み終えてみると本当にストレートな本格ミステリだった。

  • オーウェン

    所有者に常に災いをもたらしてきたいわく付きの館。 そこを買い取った富豪のヴェルディナージュだが、幾多の脅迫状にもめげず住み続け、そしてついに死体となってしまう。 周囲は雨で外に出られない状況の中で、館にいる人物たちの中に犯人はいる。 かなりオーソドックスなミステリの設定だが、これは刊行が1932年で、今から90年以上前。 だから判事が犯人を決めつけるなど、かなり強引な推理。 そこへ現れるのが私立探偵。 推理もかなり正攻法だが、それがフレンチミステリというのに驚く。 フランスでこういう新本格があったとは。

  • 森オサム

    著者初読み。1932年に発表されたフランスの本格ミステリで有るが、昨年の年末ミステリーランキングでもトップ10に入っていました。序盤は事件が中々起きないので少々退屈。そしてややネタバレにはなるが、謎は「犯人は何処へ消えたのか?」のただ一点で有る。であるにもかかわらず非常に面白かった。容疑者は限られているはずだがそれぞれ怪しく、しかし誰にも不可能に思える。真相が読めないまま最後まで進み、そしてラストの謎解きへ。なるほどなー、そう来ましたか、驚いた!。最後の一行は最高です、どう言う意味か是非読んでみて欲しい。

  • geshi

    よくぞこの幻の黄金期探偵小説を発掘してくれた!新たな主が館に入る場面で始まり、脅迫の手紙と館の来歴で恐怖を盛り上げ、謎の男の消失の謎を際立たせる。中盤、捜査陣それぞれが容疑者全員に疑いをかけては否定されるところは狂言回しの面白さはあるが、名前の覚えにくさがネックだった。満を持しての名探偵登場と秘密の抜け穴が出てきて大歓喜。ラストで「そっち!?」と驚く切り替えと古典ミステリファンも納得の不可能犯罪トリックがなされ、名探偵誕生を堂々と宣言する締めもあって、こういうのがいいんだよ!と言いたくなる満足感。

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