ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ

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セルバンテス ポケットマスターピース 13 集英社文庫

ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087610468
ISBN 10 : 4087610462
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

抱腹絶倒!
400年の時を経て、人々は今も笑い、驚き、涙する。

騎士道物語を耽読するあまり自らを騎士と思い込んだ老郷士ドン・キホーテとその無邪気な相棒サンチョ・パンソの珍道中を描いた世界的名作が、現代的な新訳で登場!
そのほか短編3作を、清新な訳にて収録。(解説/野谷文昭)

野谷文昭=編
編集協力=三倉康博

【収録内容】
ドン・キホーテ(抄)
美しいヒターノの娘
ビードロ学士
嫉妬深いエストレマドゥーラ男

解説 野谷文昭
作品解題 吉田彩子/三倉康博
セルバンテス著作目録
セルバンテス主要文献案内
セルバンテス年譜

著者について
ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ
1547.9.29-1616.4.22。スペインの小説家・詩人・劇作家。スペイン、カスティリャ地方のアルカラ・デ・エナーレスに生まれる。人文学者のロペス・デ・オヨスのもとで学んだ後、イタリアへ渡る。ナポリでスペイン軍に入隊し、レパント海戦に参加し負傷。帰国の途上私掠船に囚われる。アルジェで5 年間の虜囚生活の後、38歳の時牧人小説『ラ・ガラテア』を刊行。58歳で『ドン・キホーテ』を刊行(後篇の刊行は10年後)、一躍名声を高める。同作は聖書に次いで多くの言語に翻訳されているともいわれ、世界文学の最高傑作の一つとされる。

野谷文昭(のや・ふみあき)
1948 年神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院ロマンス系言語科修士課程修了。東京大学名誉教授。現在、名古屋外国語大学教授。専攻、スペイン語圏の文学・文化。著書に『越境するラテンアメリカ』(PARCO 出版局)、『マジカル・ラテン・ミステリー・ツアー』(五柳書院)、訳書にガブリエル・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫)、マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』(集英社文庫)、バルガス=リョサ『フリアとシナリオライター』(国書刊行会)、ロベルト・ボラーニョ『2666』(共訳、白水社)など。

三倉康博(みくら・やすひろ)
1975 年大阪生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。広島修道大学商学部教授。専門はスペイン黄金世紀文学・文化。論文に「『トルコへの旅』におけるオスマン帝国のイメージ」(『HISPÁNICA』第49 号)、「オスマン帝国事情報告としての『トルコへの旅』」(『HISPÁNICA』第55 号)など。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

【著者紹介】
野谷文昭 : 1948年神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院ロマンス系言語科修士課程修了。東京大学名誉教授。現在、名古屋外国語大学教授。専攻、スペイン語圏の文学・文化

ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ : 1547.9.29‐1616.4.22。スペインの小説家・詩人・劇作家。スペイン、カスティリャ地方のアルカラ・デ・エナーレスに生まれる。人文学者のロペス・デ・オヨスのもとで学んだ後、イタリアへ渡る。ナポリでスペイン軍に入隊し、レパント海戦に参加し負傷。帰国の途上私掠船に囚われる。アルジェで5年間の虜囚生活の後、38歳の時牧人小説『ラ・ガラテア』を刊行。58歳で『ドン・キホーテ』を刊行(後篇の刊行は10年後)、一躍名声を高める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    ドン・キホーテは既読ですが、他の短編は初読みでした。スペインの作家らしい陽気さが感じられます。荒唐無稽ながらも落ち着くところに落ち着くのが「らしい」ところなのかもしれません。破天荒ながらも整然とした物語の数々に魅せられました。ポケットマスターピースもこの巻で最後だと思うと少し寂しいものがあります。

  • ころこ

    本シリーズは19世紀の作家を集めています。唯一セルバンテスが逸脱している理由として、19世紀の作家に影響を与えたからという説明がなされています。しかし野谷文昭の解説に「セルバンテスの文体が、ガルシア=マルケスのそれに似ていることがわかったのだ」とあり、19世紀のみならずラテン・アメリカ文学に影響を与えたことが指摘されています。以前読んだ批評もフェンテスだったことに私自身が無自覚でした。ロマン主義的な物語を期待すると後半の3作も退屈なのですが、ラテン・アメリカ文学だと思って読めば物語の呼吸が分かってきます。

  • やまちゃん

    何かの書評で「ドンキホーテ」は恐ろしく退屈で今時読む人はいないとあったので、まさか読むとは思っていませんでした。短縮版ですが、ある程度まとまっており、版画が多く、1660年頃の小説にしては抜群のユーモアがあり、短編も3つとも楽しかったことで、思いがけず読み終わりました。訳も固くなく読みやすかったです。

  • tsubomi

    2017.07.30-08.27:『ドン・キホーテ(抄訳)』『美しいヒターノの娘』『ビードロ学士』『嫉妬深いエストレマドゥーラ男』を収録。初セルバンテスでしたが、これが17世紀に書かれたことを考えるとスゴイと思います。表題作は、ごく大雑把に言えば、コミカルなおとぎ話。滑稽で、そんな馬鹿な!と呆気にとられる場面もあれば、皮肉めいていて著者の知識と教養を感じさせる場面もあり、特に恋に破れて野性的生活を送る青年の話が印象的。短編集も人間心理をついていてそれぞれにとても面白かったです。

  • Mingus

    スペインと言えばセルバンデス、そしてドン・キホーテ、ポケットマスターシリーズの抄訳であればと手に取ったが、結論から言えばまた本編を改めて読み直すことになりそうだった。面白い。誰しもドン・キホーテとサンチョの掛け合いに笑うだろう。私が特に大好きなのは、サンチョが妙薬を飲むシーン、思わず声に出して笑うほどだ。ここに笑いの原点がある!と言っても過言ではないが、物語は喜劇ではない、ユーモアとアイロニカルの両面を交えつつも喜劇の裏の悲愴もこの物語は語っている。これでもかと言わんばかりのフルボッコ…笑 短編も面白い。

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