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ISBN 10 : 4336076979
Content Description
現代アフリカ文学の最前線を紹介する、新海外文学シリーズ《アフリカ文学の愉楽》第2回配本。
現代アフリカ文学最重要作家、モザンビーク出身のミア・コウトの長篇デビュー作にして映画化もされた代表作がついに登場!
【あらすじ】
長引く内戦に荒廃した東アフリカ、モザンビーク。
ひとりの老人と、記憶を失った少年が、戦火を逃れ、どこまでも続く道路を歩いている。
焼け焦げたバスの傍らで、彼らは血まみれの死体と殴り書きされた何冊ものノートを見つける。頁に残された男の名はキンヅ。文字の読める少年は老人にノートを読み聞かせはじめ、やがて物語はキンヅの遍歴とパラレルに進んでゆく。
現実とおぼしき老人と少年の世界、夢とも事実ともつかないキンヅの旅と人生。過去と現在が溶け合い、記憶と語りが幻想へと変容する。
果たして夢遊の大地に翻弄されるふたりの行き着く先は‥‥。
【作品紹介】
その業績に対して、2007年にはアフリカ人としてはじめてラテン連合文学賞を、二〇一三年にはポルトガル語圏でもっとも重要な文学賞のカモンイス賞を、そして2014年にはノーベル文学賞に次ぐ権威があるとされるノイシュタット国際文学賞を受賞。さらに2025年には、ポルトガル語圏の作家としてはじめてPEN/ナボコフ賞国際文学賞を受賞するなど、現在に至るまで精力的に詩・短篇・長篇・評論とさまざまな作品を発表し続けているミア・コウト。
ポルトガル語圏を超えて世界中で読み継がれている長篇デビュー作にして代表作がついに登場!
【著者紹介】
ミア・コウト : 1955年モザンビークのベイラ生まれ。10代から文学活動をはじめ、医科大学で医学を学びながらジャーナリストとしてモザンビークの独立や内戦に立ち会う。1985年にはジャーナリストを辞し、生態学を専門とする生物学を学ぶ。1992年に長篇デビュー作である本書『夢遊の大地』を発表。モザンビーク作家協会全国小説賞を受賞し、ジンバブエ国際ブックフェアが選定する「20世紀最高のアフリカ文学12作」の1作にも選出される。2007年には映画化もされ、20以上の言語に翻訳された代表作として知られる。その全業績に対して、2007年にはアフリカ人としてはじめてラテン連合文学賞を受賞、2013年にはポルトガル語圏でもっとも権威あるカモンイス賞を受賞、2014年にはノーベル文学賞に次ぐとされるノイシュタット国際文学賞を受賞、さらに2025年にはポルトガル語圈の作家としてはじめてPEN/ナボコフ国際文学賞を受賞している
伊藤秋仁 : 1965年愛知県生まれ。京都外国語大学外国語学部ブラジルポルトガル語学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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