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移動する動物たち-その驚異のネットワーク

マーティン・ヴィケルスキ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635230278
ISBN 10 : 4635230279
Format
Books
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目に見えない“命のインターネット”を可視化する、かつてない科学チャレンジの軌跡!NASAも絶賛!地球上のすべての生物は相互につながっている。ウシが地震を予測し、渡鳥が気候変動やパンデミックを警告する―動物たちのメッセージを受信せよ!

目次 : 序章 アシカのベビー・カルーソ/ 第1章 大草原から宇宙へ、そしてまた大草原へ/ 第2章 鳥の情報ハイウェイ/ 第3章 小さなカマドムシクイから教わったこと/ 第4章 初期の追跡調査/ 第5章 カウボーイのような歩き方になったわけ/ 第6章 私たちのスプートニク的瞬間/ 第7章 知っているようで知らないネズミたち/ 第8章 イカロスへ続く長い道のり/ 第9章 ヨーロッパへ戻って/ 第10章 誰が主体か?/ 第11章 ICARUSの設計が始まる/ 第12章 野外で動物にタグを付ける/ 第13章 打ち上げに近づく/ 第14章 待ちに待った打ち上げ/ 第15章 タグ開発の険しい道のり/ 第16章 システムの明暗/ 第17章 遊ぶ動物たち/ 第18章 プーチンのウクライナ侵攻/ 第19章 アリストテレスからフンボルトにいたる宇宙の概念/ 第20章 地震予知をするウシ、ベルタ/ 第21章 動物たちのインターネット/ 終章 さらに速く、さらに遠くまで飛ぶICARUS/ 付録1 最初のICARUSプロジェクト/ 付録2 動物の移動をリアルタイムで体験する

【著者紹介】
マーティン・ヴィケルスキ : マックス・プランク動物行動研究所所長兼コンスタンツ大学生態学教授、過去にはイリノイ大学助教およびプリンストン大学准教授を務めた。ICARUSプロジェクトの創始者

プレシ南日子 : 東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。ロンドン大学バークベックカレッジにて修士号(映画史)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ここぽぽ

    非常に大きな試み。科学力を駆使。宇宙から衛星と動物につけたタグを利用して、野生動物の生態を解明。未来へのプロジェクトなのだろう。忍耐と時間のかかる博士達の取り組みはすごい。動物たちが人間より優れているという感覚は驚き。地震を動物は予知できるそう。人間が動物に観察されているという視点は新鮮。

  • つまみ食い

    世界中の動物たちの移動を追跡・測定する器具をつけ、生態の把握や果ては地震の予知などに繋げようとする壮大なプロジェクトについての、立ち上げた学者本人による本。ロシアによるウクライナ侵攻の影響なども出てくるが、こうしたプロジェクトが続けられる世界であってほしいもの。

  • ゆーじ

    動物の生態と潜在能力の探求に情熱を注ぐ研究者の飽くなき探究心。古代より動物たちとの無意識な相互依存が人類の営みに不可欠であったが、人類は産業革命を機に動物界の頂点を自らの手で奪い取ったと自任する。行き過ぎた自然破壊の危機感から改めて無意識から意識的に動物たちとの共存を再構築するようになった。ICARUSプロジェクトでは、多くの動物たちの生態や彼らの予知能力についても明らかになる可能性があるという。このプロジェクトにロシアの支援が必要不可欠だが、利己的な彼らを排除できないもどかしさが滲む。

  • tama_lion

    起きてる間ほぼずっとネットにつながってる現代人からするとふわっとしてあまりすごさを感じないタイトルだけど(これは原題からそうなので仕方ない)、内容は「昆虫にもつけられる超軽量電子タグをあらゆる動物につけて、あらゆる生体情報や相互作用を電波に乗せて宇宙に飛ばして常時モニターすれば、人類文明いくつも分に匹敵する知識が得られるのではという、SETIなんか目じゃねえ途方もないプロジェクトがもう始まってるよ」という話で、めちゃくちゃエキサイティング。高校生とかに読んでもらえるとよさそう

  • がんこおやじ

    非常に面白そうなテーマだったが、野生動物の行動をリアルタイムで追跡するネットワーク構築の話で、肝心のネットワークの機能や使い方などは、まだこれからの話だった。野生動物の行動を認識して人間社会に役立てるのはとても魅力的だが、まだ実装できていないようだ。それも含めて発展途上の科学。いつの日か日の目を観れると良いのだが、どうだろう。

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