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私たちが、地球に住めなくなる前に 宇宙物理学者からみた人類の未来

マーティン・リース

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861827778
ISBN 10 : 4861827779
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2050年には地球人口が90億人に達するとされている。食糧問題・気候変動・世界戦争などの危機を前にして、人類は何ができるのか?宇宙物理学の世界的権威が、バイオ、サイバー、AIなどの飛躍的進歩に目を配り、さらには人類が地球外へ移住する可能性にまで話題を展開する。科学技術への希望を語りつつ、今後の科学者や地球市民のあるべき姿勢も説く。地球に生きるすべての人々へ世界的科学者が送るメッセージ!

目次 : 第1章 人新世の真っ只中で(危険と展望/ 核の脅威 ほか)/ 第2章 地球での人類の未来(バイオテクノロジー/ サイバーテクノロジー、ロボット工学、AI ほか)/ 第3章 宇宙から見た人類(宇宙を背景にした地球/ 太陽系の先で ほか)/ 第4章 科学の限界と未来(単純なものから複雑なものへ/ この複雑な世界を理解する ほか)/ 第5章 結び(科学の営み/ 社会における科学 ほか)

【著者紹介】
マーティン・リース : 1942年生まれ。世界的に著名なイギリスの宇宙物理学者・天文学者。英国王室天文官、元ロンドン王立協会会長、元ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学寮長

塩原通緒 : 翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yyrn

    著者は以前の本で人類が22世紀を迎えられる可能性は五分五分だと書いたらしいが、本書では様々な危機(温暖化、人口増加、資源枯渇等)をたくさん指摘しながらも日々進化するテクノロジーを賢明な判断で使うことができれば、迎えられるだろうと楽観的にまとめている。ただ、項目が多岐にわたるせいか(宇宙移住や電子生命体まで!)課題一つ一つへの言及が浅く、ちょっと残念。著者は結びで「科学はスポーツと同じで、あらすじではつまらない。その試合の詳細や選手の動きについて語った方が断然面白い」と言いながら、こんな本を書いたのはなぜ?

  • 風に吹かれて

    バイオテクノロジー、サイバーテクノロジー、ロボット工学、AIが人類の未来に影響する。AIの学習能力が人類を予想もできなかった世界に連れていくかもしれない。人間が感情を持つ仕組みが解き明かされていない中でAIが感情を持つようにならないとも限らない。有機的な知的生命体に電子的な生命体が取って代わるかも知れない。また宇宙の解明もこれからだ。宇宙はひとつではないかもしれない(マルチバース理論)、と著者は自身の専門分野にも言及する。⇒

  • evifrei

    天文学者が書いた、環境と人類の未来についての一般向け書籍。特に宇宙と人類を中心に扱った3章で語られる、ポストヒューマン時代の考察が興味深かった。宇宙開発が最もAIを中心に無人で行うメリットが大きい分野である事や、人間の次に地球を支配する生命は電子生命である可能性が高いこと等。ただし、次の生命に繋ぐための 50〜100年間地球環境を保持するのは人類の倫理に委ねられた課題である。地球の問題を地球で解決する事を放棄し、異なる惑星への安易な移住を掲げる思想への警鐘などは読んでいて考えさせられる内容であった。

  • 青緑 空

    地球環境が危機的状況に陥ったのは科学技術の発達が引き金になったことは明確。それを基盤として社会、経済、政治が発展したのだから、科学技術を否定した世界へ切り替えるのは困難に違いない。増えた人口に対応するための食料調達はどうする? 現在の技術なしでは既に確保できる量ではない。もし使わないとしたら飢える人を出さず経済活動を縮小し、しかも道徳的に問題なく人口を減らすことはできるのか? 本書を読んでも希望が見えない。環境問題をテーマにした本書で、テラ・フォーミングを連想させる天文・宇宙学を取り上げても虚しい。

  • Cana.t.kazu

     アメリカが再び月に向かい,中国も同様。 日本も宇宙に出ていこうとすることが話題になる昨今。 それが,人類の未来とどう結びついていくのかを考えさせられました。

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