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ゴッホのプロヴァンス便り 手紙とスケッチで出会う、あたらしいゴッホ

マーティン・ベイリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784837306948
ISBN 10 : 4837306942
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「配色によって詩を綴ることもできるといったら理解できるだろうか。音楽で誰かの心を慰めるのと同じだ―」その“絵と言葉”で、わたしたちの心を惹きつけてやまない画家、ゴッホ。本書は、彼の最高傑作が生まれた南フランスでの3年間に書かれた260通のうち、半数の手紙を軸に据えた「手紙とスケッチと作品」でゴッホを読む1冊です。制作中の作品についてスケッチを添え、家族や画家仲間にゴッホ自身が語る手紙の数々。当時の彼が置かれていた環境や時間の流れを感じながら、プロヴァンス地方の明るい色彩を写し取った美しい作品群をお楽しみいただけます。ゴッホの生きた世界をイメージする手がかりとして巻頭に「人物紹介」、巻末に「トラベルガイド」を収録しました。画家の姿が瑞々しく立ち上がってくるような手紙文とともに、あたらしいゴッホの人間像をご堪能ください。

目次 : アルル(到着/ 黄色い家/ 海へ ほか)/ サン=レミ=ド=プロヴァンス(精神科病院/ 絶望)/ 追伸:オーヴェル=シュル=オワーズ

【著者紹介】
マーティン・ベイリー : イギリスにおけるゴッホ研究の第一人者で、アートニュースペーパーの記者。2019年にテートブリテンで開催された『ファン・ゴッホと英国(Van Gogh and Britain)』をはじめ複数の展示会を企画し、成功に導いた

岡本由香子 : 静岡県生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に10年間勤務。児童書からノンフィクションまで幅広い分野の翻訳を手掛け、ペンネームでも訳書多数

冨田章 : 東京ステーションギャラリー館長。雪国新潟で産湯を使い、南国別府で温泉に浸かって育つ。慶應大学、成城大学大学院、ブリュッセル自由大学で美術史を学ぶ。そごう美術館、サントリーミュージアム“天保山”を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 氷菓子

    ゴッホがアルルに行ってから亡くなるまでの間に出した手紙を元に足跡をたどる。以前ゴッホの書簡集を読んだけど、手紙に書いてある絵をいちいちは検索できなくて読み流してしまった箇所が多かったので、手紙の内容、手紙に添えたスケッチ、実際の絵を同時に見られるというのはすごく便利というか、ゴッホのこういう本を作って欲しかった!と感動。画集としてパラパラめくって気になる絵のところを見れば、その絵が描かれた時のゴッホの生の声を読むことができるのも贅沢。

  • kaz

    ゴッホの絵はかなり観ているつもりでいたが、それでも初見のものも多々。スケッチも楽しい。図書館の内容紹介は『南フランスで過ごした3年間に、画家ゴッホは多くの傑作だけでなく、膨大な数の手紙を残していました。家族や画家仲間に宛てた、制作中の作品についての手紙やスケッチとともに、美しい作品群を紹介します』。

  • Hanna

    絵だけでなく、手紙も添えられていることで、ゴッホについてよく分かる一冊。繊細な心ゆえ、磨かれた芸術性。

  • イコ

    手紙だけだと何の絵を指しているか分からないが、書いていた絵も載っているので理解が深まる。絵だけではなく、手紙もあってこそ、ゴッホは偉人になったのだろう。

  • コンタミ

    ◎。ゴッホ展のショップに置いてあったので。ゴッホ本は山ほどあるが、本書は手紙に焦点を当てているのが良い。弟のテオをはじめ、家族・友人宛の手紙を通して、彼の生涯をたどることができる。代表的な作品がオールカラーで掲載されているのも嬉しい。エキセントリックなイメージが強い画家だが、彼の手紙を読むと理知的でインテリな面がよく見える。シェイクスピアを原文で読むレベルで英語ができるし、ワーグナー等の音楽の話もよくしている。「人を絵で癒したい」「仕事(=絵を描く)をしなければ」ということを繰り返し書いていて、真面目。

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