マーティン・エドワーズ

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処刑台広場の女 ハヤカワ・ミステリ文庫

マーティン・エドワーズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151856518
ISBN 10 : 415185651X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。彼女は、自分が突きとめた殺人者を死に追いやっている―。レイチェルの秘密を暴こうとする新聞記者ジェイコブは、密室での奇妙な自殺や、ショー上演中の焼死といった不可解な事件に巻き込まれる。一連の事件の真犯人はレイチェルなのか?真実は全て“処刑台広場”に。英国推理小説界の巨匠による極上の謎解きミステリ。

【著者紹介】
マーティン・エドワーズ : 1955年、イギリスのナッツフォードに生まれる。オックスフォード大学ベイリオル・カレッジを首席で卒業した後、マンチェスターで弁護士として働く。1991年に『All the Lonely People』で作家デビュー。2015年にはイギリス推理作家クラブの歴史を描き出した『探偵小説の黄金時代』でアメリカ探偵作家クラブ賞評論評伝部門賞を受賞。同年、イギリス推理作家クラブの第8代会長に選出され、現在に至る。2020年には英国推理作家協会賞ダイヤモンド・ダガー賞(巨匠賞)を受賞するなど、現代英国推理小説界で最も重要な人物のひとりである

加賀山卓朗 : 1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 青乃108号

    これは凄いぞ。凡百の小説とは段違いにレベルが違う。掛け値無しに面白い。登場人物は滅茶苦茶多くて、序盤であやうく諦めかけたが、そこを乗り越えると一気呵成の勢いで読むのを止められなくなる。何しろ登場人物が多くてストーリーも複雑なのに、最後までハラハラしながら読者は翻弄されっぱなしだ。そして迎える圧巻のラスト。ああ、読んで良かった。この素晴らしい小説を読んでしまうと次に読む小説の選書に悩んでしまう程だ。600ページに近いボリュームの本だけど、是非読んで下さい。至福の読書体験が得られる事は、ここに保証します。

  • パトラッシュ

    『探偵小説の黄金時代』で20世紀英国の本格ミステリ全盛期を描いた研究者が、本業の作家としても同じ時代を舞台に鮮やかな才能を見せつけた。周囲で異常な死亡事件が続発する美貌と知性の女性レイチェルを追う新聞記者が、英国社会を揺るがしかねない真実にぶつかるドラマが息もつがせず展開する。明らかに『モンテ・クリスト伯』が元ネタだが、腐敗した上流階級の闇社会を叩き潰すダークヒロインはエドモン・ダンテスより強烈だ。謎解き面も抜かりなく、次々現れるどんでん返しに圧倒される。これほどの作家が未紹介だったのが最大のミステリか。

  • カピバラKS

    ●善悪定かならぬ名探偵レイチェルの謎めいた人物像で興味を惹きつつ、ある事件からは展開が急加速し、ラスボスで一驚するミステリ。●ストーリーテリングが絶妙で映画鑑賞のような没入感に浸かることができる。ただし、登場人物が多いうえ全員毛唐だから名前が覚えきれない。このため人物相関の把握に苦慮した。●登場人物を再確認のうえ、改めて早回しで読み直したところ、いくつもの巧緻綿密な伏線に気づく。二度読みはダサいと思っていたが、二度読みの面白さに目覚めた。 

  • stobe1904

    【1930年代のロンドンを舞台にしたクライムノベル】犯罪者を死に追いやっていると噂される富豪であり探偵でもあるレイチェル・サヴァナクと関連する事件を追う新米記者のジェイコブ。前半のゴシック風の陰鬱な雰囲気と後半の冒険活劇的なスピーディーな展開の中、二転三転しながら結末が読めない構成はとても面白い。謎解きとしては無理筋な部分もあるが、そんなことが気にならないような骨太なストーリーと謎めいて危険なヒロインのレイチェル・サヴァナクの魅力に翻弄された。次作以降も出版されているので今後のシリーズ化に期待。★★★★★

  • タツ フカガワ

    1930年のロンドンで、女性殺害が疑われる著名人が相次いで自殺する。その陰である女性が暗躍しているのではないか、と新聞記者が調査を始める。その女性レイチェルは厳しい判決で知られた判事の娘で、父の遺産を引き継ぐ富裕の25歳。その後も殺人事件は続発、そこにレイチェルの影が見え隠れする。いったい彼女は何者でなぜ数々の事件に関わるのか、というのが本作最大の謎。英国本格ミステリーの香り漂う作品で、中盤からは一気読みでした。寡黙で凄腕という彼女の運転手兼ボディガードのトルーマン、こういうキャラクター好きだなあ。

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