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ISBN 10 : 4296113658
Content Description
中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。いま必要なのは格差解消と中間層の復活だ。世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。権力者だけに奉仕する国家に希望はない。20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが、いま世界に求められる改革を描く。
目次 : 今回は、火だ/ 第1部 資本主義と民主主義について(共存的な双子―人類史における政治と経済/ 民主資本主義の進化)/ 第2部 なにを間違えたのか(大事なのは経済なのだ、愚か者よ/ レンティア資本主義の台頭/ ポピュリズムの危険)/ 第3部 民主資本主義を再生する(資本主義の再生/ 「新しい」ニューディールに向かって/ 民主主義の再生)/ 第4部 いま歴史の転換点で(世界における民主資本主義/ 結論 市民の力をふたたび)
【著者紹介】
マーティン・ウルフ : フィナンシャル・タイムズ(FT)紙チーフ・エコノミクス・コメンテーター。2000年に金融ジャーナリズムを評価されCBE(大英帝国勲章コマンダー)を授与された。2013年にはアメリカ海外特派員クラブ(OPC)から最優秀解説賞を、2019年には経済・金融ジャーナリズムを称えるジェラルド・ローブ賞の生涯功労賞を受賞。2010年から2011年にかけてイギリスの独立銀行委員会の委員を務めた
小川敏子 : 翻訳家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1.3manen
読了日:2024/12/24
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takao
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