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民主資本主義の危機

マーティン・ウルフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296113651
ISBN 10 : 4296113658
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。いま必要なのは格差解消と中間層の復活だ。世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。権力者だけに奉仕する国家に希望はない。20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが、いま世界に求められる改革を描く。

目次 : 今回は、火だ/ 第1部 資本主義と民主主義について(共存的な双子―人類史における政治と経済/ 民主資本主義の進化)/ 第2部 なにを間違えたのか(大事なのは経済なのだ、愚か者よ/ レンティア資本主義の台頭/ ポピュリズムの危険)/ 第3部 民主資本主義を再生する(資本主義の再生/ 「新しい」ニューディールに向かって/ 民主主義の再生)/ 第4部 いま歴史の転換点で(世界における民主資本主義/ 結論 市民の力をふたたび)

【著者紹介】
マーティン・ウルフ : フィナンシャル・タイムズ(FT)紙チーフ・エコノミクス・コメンテーター。2000年に金融ジャーナリズムを評価されCBE(大英帝国勲章コマンダー)を授与された。2013年にはアメリカ海外特派員クラブ(OPC)から最優秀解説賞を、2019年には経済・金融ジャーナリズムを称えるジェラルド・ローブ賞の生涯功労賞を受賞。2010年から2011年にかけてイギリスの独立銀行委員会の委員を務めた

小川敏子 : 翻訳家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    O図書館。表紙見返し:いま必要なのは格差解消と中間層の復活。日本は、コメという主食、田舎の必需品灯油やガソリンの物価高騰もだ。私の最大級の失敗:楽観視しすぎたこと。金融の分別と有権者の良識について(9頁)。ほんと、斎藤元彦の件や今朝のインサイダー取引の裁判官→金融庁職員不祥事は驚きだったね。。自由と民主主義と啓蒙主義を守るべく、大変革が必要(13頁)。度を過ごすなかれ(古代ギリシャ人のモットー14頁)。民主主義は1人1票の平等主義だが、市場経済は競争勝者が報われる不平等が基本(20頁〜)。

  • Go Extreme

    今回は、火だ:経済への失望→ポピュリズム台頭 扇動的専制主義 情報操作型独裁政治 革命<大変革 現在あるものの上に変化を積み上げ 度を過ごすことなかれ 資本主義と民主主義について:共存的な双子―人類史における政治と経済 民主資本主義の進化 なにを間違えたのか:大事なのは経済なのだ、愚か者よ レンティア資本主義の台頭 ポピュリズムの危険 民主資本主義を再生する:資本主義の再生 「新しい」ニューディールに向かって 民主主義の再生 いま歴史の転換点で:世界における民主資本主義 結論ー市民の力をふたたび

  • takao

    ふむ

  • みやちゃん

    学術書といった一冊。世界の政治形態は、民主主義が専制主義を上回るという事実。専制主義の代表として、プーチン、習近平が名指しされている。最近の実感では、専制主義が幅を利かせているようにも思えるが、事実は違うのだと認識。そして民主主義を維持するためには、極端な右派左派に走らないよう、中間層の復活がカギと説く。確かに

  • TKY KBR

    資本主義、エリートへの不信感、ポピュリズムを利用した立候補者の台頭、怒り疎外感を感じていたエリート層ではない民間人の共感を得る みたいな流れ 資本主義や民主主義を危機にさらしているのはあくまでもトランプなどポピュリズムを利用しようとする政治家ではなく 資本主義や民主主義を持続させようとしている既存の政治家たちの不甲斐なさの結果なように思えた そもそも他の勢力や思想につけいるスキを与えているのが悪いような気がしている

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