マーチン・ファン・クレフェルト

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増補新版 補給戦 ヴァレンシュタインからパットンまでのロジスティクスの歴史

マーチン・ファン・クレフェルト

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120055317
ISBN 10 : 4120055310
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

何が勝敗を決定するのか?ロジスティクス研究の先駆けとなった本作品の第二版補遺(石津訳)と解説・原注・参考文献を増補。16世紀以降、ナポレオン戦争、二度の世界大戦までの戦闘を「補給」という観点から分析、兵站の計画、実施、戦闘への影響を、弾薬、糧食等の数値と計算に基づいて解説し、補給こそが戦いの勝敗を決することを、初めて明快に論じた名著。

目次 : 序章 戦史家の怠慢/ 第1章 一六〜一七世紀の略奪戦争/ 第2章 軍事の天才ナポレオンと補給/ 第3章 鉄道全盛時代のモルトケ戦略/ 第4章 壮大な計画と貧弱な輸送と/ 第5章 自動車時代とヒトラーの失敗/ 第6章 ロンメルは名将だったか/ 第7章 主計兵による戦争/ 第8章 知性だけがすべてではない/ 第二版補遺―我々は今どこにいるのか?

【著者紹介】
マーチン・ファン・クレフェルト : 1946年、オランダ・ロッテルダムに生まれる。50年イスラエルに移民。64〜69年エルサレムのヘブライ大学で学んだのち、ロンドン大学経済政治学学院で博士号を取得。現在ヘブライ大学歴史学部教授

石津朋之 : 防衛省防衛研究所戦史研究センター長。防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部名誉客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。放送大学非常勤講師。早稲田大学オープンカレッジ講師

佐藤佐三郎 : 1933年、静岡県小笠郡菊川町に生まれる。56年早稲田大学第一政治経済学部卒業、同年東洋経済新報社に入社し、国内産業、国際経済各担当記者、政経部長、「週刊東洋経済」編集長、関西支社長などを経て、93年同社を退社。以後フリー・ジャーナリストとして文筆・講演業に従事。2017年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    七年戦争から第二次大戦までの戦争に関わる補給について論じた本。この分野では古典的名著であり、この度増補改訂新版となったものである。旧版や文庫版での難解な翻訳文で数多の軍事オタクをして、知的強制労働と言わしめた悪文に変わりは無かった。

  • 「18世紀について、当時の軍隊は胃袋の命じるままに行進したのではなく、空の胃袋の命じるままにのたくっただけだ」「先頭部隊は新しい土地に真っ先に入るために他の部隊に比べて補給が良好だった」「鉄道の物資需要能力については一顧だにもしなかった」補給戦の歴史とは補給戦の失敗の歴史ということがよく分かった。兵站を重視するのと、現地調達するかしないかというのはあんまり関係ないのかもしれないと思ってしまった。むしろ重視してるからこそ、後先も人権も何も考えず現地で根こそぎ奪い取れなのかもしれない。ひどい歴史だ…。

  • 紙狸

    著者はイスラエルの軍事史家。原著は1974年に初版、2004年に第2版刊行。日本語版は2022年に出された。日本軍の兵站軽視と比較するために欧米の例を知りたいと思い繙いた。著者は、具体的な戦争における具体的な数字に基づいて、兵站の実態に迫る。ナチス・ドイツのソ連侵攻についても然り。鉄道、自動車によるドイツ軍の兵站の限界が浮き彫りになる。日本より自動車化が進んでいたドイツでもこの程度だったのかと学ぶ。当時「完全に自動車化された軍隊の創設に手を染めること」ができたのは米国だけだった。

  • 秋良

    近世からWW IIまで、補給や兵站をどう捉え運用していったかを考察する補給戦のバイブル。軍事研究書を初めて読んだので咀嚼しきれない部分が多かったけど、どれほど試行錯誤をしてきたのかが分かる。杜撰すぎても緻密すぎても上手くいかない。じゃあどうすりゃいいんだよ!と将軍が発狂するさまや、今日の飯は?弾は……?みたいな前線の兵士の不安な様子を想像してみる。畑違いの感想では、古代は知らず近世以降の戦争は明らかにコスパ悪いのに、今もなぜか戦争が起きること。誰がどう始めるのか、今度はそれが知りたい。

  • 人生ゴルディアス

    戦争モノでよく出てくる、伸び切った兵站線、というのは実はかなり近代の発明で、昔は兵の規模が小さいので現地調達が基本であり、それゆえに現代からするとあり得ないくらい行軍が速いが、単に立ち止まるとたちまち困難に見舞われるからで、昔の人は頑丈だったとかそういうことではない、というのが面白かった。ナポレオン時代には物資をためた倉庫が置かれてそこを補給地点としたり、鉄道の誕生、自動車の誕生などによる輸送量の変化や、技術の過度期における独特の問題など、面白い話が多かった。この手の話題に特化した映画とかないのかな。

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