マーシャ・ポイントン

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図説 ダイヤモンドの文化史 伝説、通貨、象徴、犯罪まで

マーシャ・ポイントン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562071401
ISBN 10 : 4562071400
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

ダイヤモンドの格別な美しさを手に入れようと、古代より欲望に駆られた人々は貴石の眠る大蛇だらけの谷を旅し、天文学的な金を動かし、戦争で血を流してきた。なぜそれほどまでに、人は「永遠不滅」の石を求めるのか?本書では、古代・中世のダイヤモンドにまつわる伝説にも眼を向け、デビアス社が「ダイヤモンドは永遠の輝き」と謳うはるか古来より、人々が宗教、哲学、芸術において「叡智と不変性」のシンボルとして利用してきたことを、美術史家ならではの視点で解き明かす。そして、人種隔離政策や“紛争ダイヤモンド”といった負の歴史、世界的に有名な“コー・イ・ヌール”やマリー・アントワネットの首飾り事件、ナオミ・キャンベルを巻き込んだ「血のダイヤ」事件といった、ダイヤとは切っても切れない犯罪事例についても触れることで、人とダイヤモンドとの深い歴史を広く本質的にとらえていく。

目次 : 1章 ダイヤモンドと帝国(インド/ ブラジル ほか)/ 2章 ダイヤモンドビジネス(カッティングと研磨/ 一七世紀から一八世紀にかけての国際取引 ほか)/ 3章 ダイヤモンドの形状・模様・象徴(もともとの「ダイヤ」の形/ ヨーロッパの建築と装飾 ほか)/ 4章 ダイヤモンドは女の子の親友―贅沢品であり必需品でもあるダイヤモンド(ダイヤモンドを手に入れる女性/ ダイヤモンドと贅沢 ほか)/ 5章 ダイヤモンドと犯罪(近世におけるオールド・ベイリーの判例/ 近世のダイヤモンド強奪 ほか)

【著者紹介】
マーシャ・ポイントン : イギリスの美術史学者。マンチェスター大学で学び、1974年に同大学で博士号を取得。1975年からはサセックス大学で研究を進め、1989年に美術史の教授となった。1992年から2002年まではマンチェスター大学で教鞭を執る。現在はフリーランスのコンサルタントおよび研究者として活動している

黒木章人 : 翻訳家。立命館大学産業社会学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    宝石に関する本は色々あるけれど、なかでもダイヤモンドは別格で、これまでに何冊か読みました。専門的な部分も多く読みやすいとは言えませんが、図版も多く含まれていたのでと見通すことができました。やっぱり、人間が惹かれる要素をたくさん持った宝石なんだと思う。

  • いぬたち

    ダイヤモンドを網羅的に解説した本。性質、歴史、商売や女さらには犯罪(小説など含む)をテーマとしておりダイヤモンドとは何かという各々がもつ相対的な疑問はこの一冊で解決出来るのではと感じるくらいに満足できる内容。人間の強い欲をテーマにした本は面白く感じるのが多いよね。

  • ろばみみ

    原題「Rocks,Ice,and Dirty Stones」の名にふさわしく、ダイヤモンドがいかに搾取と略奪の歴史をたどってきたを知ることが出来る1冊だった。女性が婚約指輪にダイヤモンドを欲しがるというのは、女性が個人資産を持つことが出来なかった時代に宝石という形でなら個人の物にすることが可能なこともあったことが男性と宝石業者の間で(恐らくは故意に)歪曲され、たっぷりコマーシャルに流されたことで洗脳されているに過ぎない。とんだ「永遠の輝き」である。

  • ふら〜

    古今東西ダイヤモンドに対するあれこれ。理屈を抜きにしても、人々を魅了する魔力がダイヤにはあるのだろう。

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