マーシャル・マクルーハン

Individuals/organizations Page

Books

マクルーハン発言集 メディア論の想像力

マーシャル・マクルーハン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622090083
ISBN 10 : 4622090082
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

1960年代から1970年代にかけて、英文学の大学教師マーシャル・マクルーハンはメディアの専門家として頭角を現し、「メディアこそがメッセージである」「ホットなメディアとクールなメディア」「グローバル・ヴィレッジ(地球村)」などのフレーズで世界を魅了した。『グーテンベルクの銀河系』『メディアの理解“メディア論”』は今日に至るまで現代の古典として読み継がれている。本書は当時の講義・講演やテレビ出演など20のテキストの集成である。壁のない教室、ユークリッド空間と触覚的世界、ともにある(ウィズ)の状況の出現、仕事から役割へ、環境の内容は芸術作品、ほとんどのニュースは偽物、即時再生とパターン認識…多種多様なトピックをめぐって演壇から放たれるマクルーハンの発言は、居心地の悪い状況を乗り越えるための知恵の総体であり、21世紀にも有効なワクチンだ。切実な希求として読解に取り組めるのは、まさにこれからなのである。

目次 : 電子革命―新しいメディアの革命的効果について(一九五九年)/ ポップカルチャーとマスカルチャー―アメリカ的展望(一九六〇年)/ サイバネティクスと人間の文化(一九六四年)/ 電子時代における人間の将来(一九六五年)/ メディアこそがマッサージである(一九六六年)/ インターネットを予見する(一九六六年)/ 電子時代におけるカナダ―マーフリート記念講演会(一九六七年)/ フォーダム大学における初講義(一九六七年)/ オープン=マインド・サージャリー(一九六七年)/ 本の未来(一九七二年)/ 新しい神話形式としてのテレビ・ニュース(一九七二年)/ 労働倫理の終焉(一九七二年)/ 芸術は生き残りの手段(一九七三年)/ 光の速度で生きる(一九七四年)/ テレビの正しい使い方(一九七六年)/ 討論のメディアとしてのテレビ(一九七六年)/ 暴力はアイデンティティの探求(一九七七年)/ 人間とメディア(一九七九年)

【著者紹介】
マーシャル・マクルーハン : 1911‐1980。1911年カナダのアルバータ州エドモントン生まれ。マニトバ州ウィニペグで育ち、33年マニトバ大学卒。英国ケンブリッジ大学トリニティー・ホールに進み、中世の教育、ルネサンスの文学、エリザベス朝の修辞学を専攻し、42年博士号取得。46年にトロント大学セントマイケルズ・カレッジに着任(52年に教授)。英文学を教え、文芸批評に携わる。51年『機械の花嫁』より現代文化とメディアの問題に傾斜し、54年トロント大学の同僚たちと学際誌『探求』を始める

ステファニー・マクルーハン : 1947年トロント生まれ。マーシャル・マクルーハンの三女。68年トロント大学卒。ニューヨークで映画製作者となる。2015年より、父親の映像・音声を集めたウェブサイトMarshall McLuhan Speaks:Special Collectionを運営。トロント在住

デイヴィッド・ステインズ : CM OOnt。1946年トロント生まれ。67年トロント大学卒。ハーヴァード大学で68年修士号、73年博士号。オタワ大学教授。中世文学、ヴィクトリア朝文学、カナダ文学、文芸批評を通じてカナダ文学の振興に努めてきた功績で2011年カナダ勲章(Order of Canada)

宮沢淳一 : 1963年群馬県生まれ。86年青山学院大学国際政治経済学部(国際政治学)、88年早稲田大学第一文学部(露文)卒。早稲田大学大学院文学研究科に博士課程まで学ぶ。2007年東京大学にて博士(学術)。現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。国立音楽大学講師。トロント大学客員教授(00年、18‐19年)、ヨーク大学客員教授(18‐19年)。マクルーハン財団メンバー。文学研究。音楽学、メディア論。主著に『グレン・グールド論』(春秋社、04年;吉田秀和賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom

    1959年〜79年に発せらたマクルーハンの18編の発言を収録。テレビ放送やコンピューターの導入が始まったばかりの時代に、メディアと社会の本質をこれほど見事に見抜いたマクルーハンの慧眼には畏れ入る。印刷時代から電子時代へ/テレビは関与を強いるメディア/観る側と演じる側が一体化する/即時再生の時代/報道は没入的になり虚構に/メディアは万人を監視下に置く手段…インターネットもSNSもAIもない時代に書かれた文章だからこそ、背筋がゾッとする。確かにマクルーハンは20世紀を代表する思想家かもしれない。これは凄い。

  • Go Extreme

    電子革命―新しいメディアの革命的効果について ポップカルチャーとマスカルチャー―アメリカ的展望 テクノロジー、メディア、文化 コミュニケーションの革命 サイバネティクスと人間の文化 電子時代における人間の将来 メディアこそがマッサージである インターネットを予見する オープン=マインド・サージャリー 本の未来 新しい神話形式としてのテレビ・ニュース 労働倫理の終焉 芸術は生き残りの手段 光の速度で生きる テレビの正しい使い方 討論のメディアとしてのテレビ 暴力はアイデンティティの探求 人間とメディア

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items