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ISBN 10 : 4622018969
Content Description
グーテンベルクによる印刷技術の発明は、人間の歴史と文化にたいし、いかなるインパクトを与えたか。書物(活字)を読むという行為は、人間の知覚=精神をどのように変容させたのか。口語文化と活字文化はどう違うのか。本書は、これらの疑問にたいするマクルーハンの詩的洞察に満ちた応答である。著者は、西欧近代の形成において印刷技術が果たした決定的な役割を詳細に検証してゆく。
目次 : グーテンベルクの銀河系(リア王が/ 人間は剥奪されることで/ 第三次元の苦悩は、『リア王』の/ 表音文字技術が精神構造として/ 精神分裂病は文字使用の/ 「文字」のようなメディアの/ 文明は未開人、もしくは部族的人間に/ 現代の物理学者にとって/ 電子技術による新しい相互依存は/ 文字使用はアフリカ人の ほか)/ 再編成された銀河系またの名、個人主義社会における大衆状況
【著者紹介】
マーシャル・マクルーハン : 1911‐1980。カナダのアルバータ州エドモントンに生れる。マニトバ大学で機改工学と文学を学んだ後、英国ケンブリッジ大学のトリニティー・カレッジに留学。F.R.リーヴィス,I.A.リチャーズを識る。帰米後1937年、カトリックに改宗。1942年、エリザベス朝の詩人トーマス・ナッシュについての論文で博士号を取得。アメリカのウィスコンシン大学やセントルイス大学をはじめ諸大学で教鞭をとり、1946年にカナダのトロント大学教授となる
森常治 : 1931年生れ。1956年早稲田大学第一文学部英文科卒業。1961年同大学院文学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授。著書『文学記号の空間』(「平林たい子賞」受賞、こびあん書房,1986)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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