マーシャル・デーヴィッド・サーリンズ

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歴史の島々

マーシャル・デーヴィッド・サーリンズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588004131
ISBN 10 : 4588004131
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    複数の構造間の関係による変化に注目すると、共時的な構造と通時的な歴史との排他的関係が統合できると考えた著者は、その舞台に複数の構造を持ちつつ構造間のコミュニケーションにおいて変化も記述可能な未開社会の島々を選んだ。本書は、性と婚姻に関わる多様な習俗や儀礼の資料が存在するポリネシア諸島について、船長らの記録から白人と異文化接触した18世紀の歴史記述を試みる。その際、ハワイで首を刈られたクックがハワイの外来神神話を通して神格化されたとする記述は、後に白人記述者の一神教概念の押し付けである批判され、論争になる。

  • 鵐窟庵

    本書の問いとして、歴史と構造を統合する歴史人類学の構築である。歴史と構造とは構造人類学では本来的には対立するものであるとされて、社会の秩序の二つの類型において、《遂行的秩序》-ランダムな状況に同化/《規定的秩序》-状況そのものを同化する、歴史のあり方が異なったり、歴史自体が一つの構造ではなくて常に変化する複数の構造を持ったりと、動的なものと静的なものとして対峙していた。しかし、ハワイの社会をみた時に、必ずしもそのよう対立は存在せず、本書はクック船長の死や白人との接触を通じて、歴史人類学を具体的に描き出す。

  • ★★★★★

    ハワイにおけるクック殺害をめぐる構造主義的考察。構造の変化に焦点を絞ることで、構造と歴史の二項対立を止揚する試みのようです。しかし難解すぎて前半はほとんど意味不明。後半はかろうじて面白かった。いずれにしろ、現地の人びとは解釈されるだけって点は問題視してしかるべきなのかしら。そのうち再読します。オベーセーカラの批判も読んでみたいなぁ。

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