マーシャル・サーリンズ

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石器時代の経済学〈新装版〉 叢書・ウニベルシタス

マーシャル・サーリンズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588099502
ISBN 10 : 4588099507
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
山内昶 ,  

Content Description

目次 : 第1章 始原のあふれる社会/ 第2章 家族制生産様式―過少生産構造/ 第3章 家族制生産様式―生産の強化/ 第4章 贈与の霊/ 第5章 未開交換の社会学/ 第6章 交換価値と未開交易の外交術/ 補遺A 相互性と親族制の距離にかんするノート/ 補遺B 相互性と親族制ランクにかんするノート/ 補遺C 相互性と富にかんするノート

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山口透析鉄

    県内の図書館本を取り寄せました。 狩猟•採集生活の方が労働時間はずっと短い話、私は最初に知ったのは山城祥二/大橋力の活動からでした。 この本の最初の方にもこの話題が出てきて、こちらが大元だったのが分かります。 経済規模の大きさはさほどのものではないので、あまり余剰はなく、敢えてそうしないような仕組みになっているのでしょう。 いわゆるモースの贈与論に関連する論考も良くて、マオリ族による森のハウ、が印象深いです。割とどんどん循環していくというか。これが社会契約の大元でしょうか。 交易相手に自らの物質的充足↓↓

  • roughfractus02

    人類学者が自らの貧富のフィルタで石器時代の狩猟採集民を評価することに対し、1日2000kcalの食物摂取や4-7時間の労働時間等という調査データから反駁した「始原のあふれる社会」の章が本書冒頭にある。ここから著者は、非定住的で家族単位の家族制生産様式から労働や蓄積を強化する首長制への転換を辿る。その際「相互性」(reciprocity=互酬性)概念に注目し、喜んで行う肯定的互酬と戦略的に行う否定的互酬に区別してモースの贈与論を否定の側に置き、ヒエラルキーや貧富の発生を定住共同体同士の緊張した相互性に見る。

  • 1.3manen

    1972年初出。家庭教師の実働時間のような、ドーブ族の週労働は15時間、一日平均2時間9分(33頁)。始原の時代で。今も1コマはそんなものか。小農研究のチャーヤノフのやっている家族経営分析(106頁)は、現代のE.トッドの家族社会学をも想起させた。チャーヤノフは、生産強度とか、労働強度という用語を使いながら実証研究した。彼の規則は、使用のための家族制生産システムでは、労働強度は、生産単位の相対的労働能力と反比例的に変動する、ということ(109頁)。現代日本は単身世帯激増で、イエの論理や家族、地域解体する。

  • みみ

    未開社会では、貧富の格差が大きければ大きいほど、富者から貧者への贈与交換が積極的に行われる。困っている人を助け借りを作ることで、今後の見返りを期待する。純粋に好意のみで助けることはないの?? また、彼らは狩猟採集を基軸として生活しているため、”食べ物”の贈与交換は特別なものとされている。この贈与は社会性を始動、維持、破壊するための仕組みとして用いる。

  • こひた

    第三次産業をまとめて考えるのはやめにしよう

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