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マーダーボット・ダイアリー 上 創元sf文庫

マーサ・ウェルズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488780012
ISBN 10 : 4488780016
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴を密かな趣味としつつも、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞受賞を達成した傑作!


【著者紹介】
マーサ・ウェルズ : 1964年テキサス州フォートワース生まれ。テキサスA&M大学で人類学の学位を取得。1993年に長編The Element of Fireで単行本デビュー。三作目の長編The Death of the Necromancer(1998)ではネビュラ賞の候補となる。“マーダーボット・ダイアリー”シリーズ第一話「システムの危殆」(2017)でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の各ノヴェラ部門を受賞、第二話「人工的なあり方」(2018)でヒューゴー賞・ローカス賞の各ノヴェラ部門をふたたび受賞

中原尚哉 : 1964年に生まれる。1987年、東京都立大学人文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • fukumasagami

    ワームホールによる恒星間航行が可能となっている人類圏、大量殺人を起こした過去を持つ人型警備ユニットである”弊機”は行動を支配する統合モジュールをハッキングして自由を手に入れていること隠して未開の惑星に降り立った調査隊の警護についていたー。弊機による内相的なモノローグによる物語はユーモアに溢れて癖になりそう。

  • ぽんすけ

    過去に人間の大量殺戮を犯したマーダーボットが記憶を消されて人間の警護任務につくという話。このマーダーボットは対人恐怖症というかコミュ障こじらせているというか。でもドラマの人間関係は大好きですぐに現実逃避でメディアに没頭しがちというなんともかわいい存在。人間じゃないけど人間のように悩むし感情移入しやすかった、ARTとの友情?関係も良かった。なかなかいいコンビじゃないかな。自分がなぜ過去に大量虐殺に至ったか知りたいという思いが強くて、自由になった途端現場へと向かい記憶を辿ろうとする所が共感できる。

  • Panzer Leader

    過去に大量殺人を犯したがその記憶を消され、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になりながらもそれを隠して粛々と業務に勤しむ人型警備ユニット。対人恐怖症の引きこもりでドラマ視聴に癒しを求めるとても人間くさいこのキャラの設定でもう面白さは保証されたのも同然。その上第二話に登場する調査船ボットARTとのやり取りも秀逸。いいSF読めたなと満足感に浸れる1冊。あっ、下巻もあるけど。

  • buchipanda3

    マーダーボット(殺人マシン)と呼ばれる人型ボットの奮闘を描いたSF冒険ハードアクション劇。というと凄惨な戦闘を想像する。確かに冒頭から危険で、その後もきな臭い。でも本作で最も惹き付けたのは自らを"弊機"と謙称するボット自身の素の姿。冷静すぎてやや滑稽な感じの語りも。淡々と任務をこなす姿はハードボイルド。感情がないかのようだが実は脳は有機組織で、人のようなロボットのような曖昧な自己に意識過剰となり、論理と感情の間で揺れる。現実逃避とか人間っぽいぞ。ARTの存在も良かった。とにかく凄腕なその姿を追って下巻へ。

  • Kanonlicht

    タイトルにダイアリーとある通り、機械の主人公のモノローグこそがこの物語の肝。世界観や登場人物たちに惹かれ映像化を期待したくなるが、機械でありながらどこか人間くさいボットの心理描写はやはり小説ならではだろう。人間の言動を愚か、不愉快と両断する(がけっして表には出さない)機械の思考に妙に納得してしまうところに作者の巧さを感じた。

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