マーク カーランスキー

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塩の世界史 上 中公文庫

マーク カーランスキー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122059498
ISBN 10 : 4122059496
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。古代中国の製塩技術、ミイラ作りあるいは精力剤としての用法、各地に伝わる保存食レシピ、米独立戦争時の貿易封鎖とともに発達した製塩業。米国でベストセラーとなった壮大かつ詳細な塩の世界史。

目次 : 第1部 塩、死体、そしてピリッとしたソースにまつわる議論(塩に託されたもの/ 魚、家禽そしてファラオ/ タラのように固い塩漬け男/ 塩ふりサラダの日々/ アドリブ海じゅうで塩漬けを/ 二つの港にはさまれたプロシュート)/ 第2部 ニシンのかがやきと征服の香り(金曜日の塩/ 北方の夢/ 塩たっぷりの六角形/ ハプスブルク家の漬物/ リヴァプール発/ アメリカの塩戦争/ 塩と独立)

【著者紹介】
マーク カーランスキー : 1948年、米国コネティカット州生まれ。歴史や食物、海洋などに関するノンフィクションを中心に作家活動を展開。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリストに数多くの著作が含まれ、世界二五ヵ国で翻訳されている。とくにCod;A Biography of the Fish That Changed the World(『鱈―世界を変えた魚の歴史』)はさまざまな賞を受賞するなど評価が高い

山本光伸 : 1941年、東京生まれ。国際基督教大学歴史学科卒業。英米文学翻訳家、(株)柏艪舎代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ビイーン

    飽食の時代に生きる私達にはどこでも簡単に入手出来るありふれた「塩」が、古代から何世紀にわたって渇望され探し求められてきたか、その歴史を知ると実に興味深いものを感じる。上巻では塩漬け魚のエピソードや当時のレシピ等が割と多く取り上げられていて、魚好きな自分としては色々と雑学のネタが増えて得した気分。

  • to boy

    塩をキーワードにして見た世界史。とても面白いです。塩が取れるところに都市が生まれ、食べ物の変遷によって都市の興亡が生ずる。北大西洋で鱈が捕れるようになると塩の消費量が増加し、欧州国家の競争が始まってきます。ところで中世では欧州でも鯨やイルカを食していたって初めて知りました。驚きです。

  • tsubomi

    2016.10.22-10.31:中国が遥か昔から洗練された製塩技術を開発して富を蓄えて大きな国家となったこと、フェニキア人の持つ製塩技術を受け継いだ地中海諸国、特にヴェネツィアやジェノバの塩産業による興隆、英国や北欧の塩による貿易と国の発展など塩の産地と製塩加工技術を巡る各国の攻防戦がとにかく面白いです。その中で、アジアでは主に魚の塩漬けから魚醤→醤油を生み出し、西洋では魚の塩漬けから肉の塩漬け→ハムを生み出すという東西の食文化の違いに発展していく様も興味深いものがあります。後半も楽しみ♡

  • もなおー

    塩のやり取りを題材に世界史を見る一冊。さすがに重要かつ代替のない(本書中には古代の代替品についての記述もある)もので、さらに発見が早かったものだけに、古代から現代まで塩と歴史(特に政治)との関わりが深い。上巻は近代までで、そこから先は下巻へ。

  • しょうゆ

    あくまで世界史です。世界史をある程度知らないとつまらない。塩がない生活なんて考えられませんが、それは昔の人々が改良に改良を重ねて製塩方法を編み出したからこそ。よく発見したなあとおもう。保存料がない時代は何でもかんでも塩漬けにしていたんですね。塩は宗教的な意味合いが強いということも初めて知り、とても興味深く読めました。下巻も楽しみです。

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