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トム・ソ-ヤ-の冒険

マーク・トウェイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042142072
ISBN 10 : 4042142079
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正義と思いやりにあふれる少年トム・ソーヤー。でも何よりの生きがいは、いたずらだ。親友ハックや仲間を引き連れて、海賊に憧れ家出をしたり、真夜中の墓場で殺人現場を目撃したり。大好きなベッキーと洞窟を探検し、迷って死の危機に遭遇したり。けれど天才的に素晴らしいトムのひらめきが、最後に必ず、皆に涙と幸せをもたらしてくれる―。類まれなユーモアと冒険心に満ちあふれた、児童文学の金字塔。

【著者紹介】
マーク・トウェイン : 1835年、アメリカ・ミズーリ州の小村フロリダで、開拓者の第6子として生まれる。植字工、水先案内、鉱山探鉱、新聞記者などの職を転々とし、1865年『ジム・スマイリーと彼の跳ね蛙』を発表、ユーモア作家として一躍脚光を浴びる。以後、作家・講演者として幅広く活躍。1910年、狭心症のため74歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 501

    大人の今から見ればがらくた当然のものに言い知れぬ魅了を感じて高い価値をおき、迷信や自分ルールに魅惑される、世界が鮮度を持っていた子ども時代の感覚が蘇る。著者が冒頭で言及するとおり大人にも、寧ろ大人だからこそ読む価値がある。登場する子たちは誰もが純真で、子どもは大人の文化の中で生きながら大人の世界とは独自の文化を持っている。トムとハックはやんちゃな性格で共通し似たもの同士だが、育ちの背景が決定的に異なる。そういったところにシニカルさがあり、読んでいて子どものわくわくを感じるとともにはっとさせられる。

  • 吉野ヶ里

    読んでてなんか懐かしくなる。馬鹿な子供だったころはこんな感じだった気がする。ベッキーとトムが喧嘩してるところとかあーあーあーあーってなる、気の引きかたとか。もうちょっと全体的に削れたかなあ、とは思うけれど、なんだかワクワクしたので良しとする。洞窟とか探険したいなあ。出てくる大人も子供もどこか素朴で、いつも混乱していて、優しい世界観なのに、インジャー・ジョーのように誤魔化しのない悪が配されてるのにも好感。 迷信と合理化の間の時代。

  • A.T

    読み進むにつれ、ただのいたずら小僧から悪ガキへと成長していくのが意外な展開。でも、考えてみると子どもだからといって小僧とワルの線引きをしなければならないわけでもなく、子どもを枠にはめて考えてしまうのは自分の頭が固いせいだったのかも。子どもが主人公のドラマでも、実はおとなへの皮肉が結構込められているのが良いです。

  • 羊の国のひつじ

    久々に冒険もの。これも「らい麦畑でつかまえて」と同じく子供の頃に読むべき作品。読むのが遅すぎるぜ自分。だけど今読んでも十分楽しめた。トムソーヤーみたいな悪ガキが現実にいたら手に負えないだろうが、小説の中でだととっても頼もしい存在。次は何をやらかしてくれるのだろうか、どんな突拍子もない悪戯をおっぱじめるんだろうかと、わくわくしながら読める。こういう子供の心情を上手く表現するトウェインはどんな人なんだろうか。そんなことも考えながら続編のハックルベリイ・フィンの冒険へ。

  • 左近

    アメリカ中西部に暮らすトム・ソーヤーが、友人のハックルベリイ・フィンやガールフレンドのベッキー・サッチャーと一緒に、やりたい放題。現実世界にこんな子供がいたら手に負えないが、小説世界なら実に楽しい物語であり、また、そこかしこに人間という生き物への皮肉が挟み込まれている。あまりにも有名な作品ながら、実は今までに読んだことがなかった。小さい頃は『シャーロック・ホームズ』と『ズッコケ三人組』に夢中だったからかな。前にも書いたと思うが、やはり、優れた児童文学は年齢に関係なく面白いという事実を再認識した。

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