Books

トム・ソーヤーの冒険 新潮文庫

マーク・トウェイン

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102106112
ISBN 10 : 4102106111
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ポリー伯母さんに塀塗りを言いつけられたわんぱく小僧のトム・ソーヤー。転んでもタダでは起きぬ彼のこと、いかにも意味ありげに塀を塗ってみせれば皆がぼくにもやらせてとやってきて、林檎も凧もせしめてしまう。ある夜親友のハックと墓場に忍び込んだら…殺人事件を目撃!さて彼らは―。時に社会に皮肉な視線を投げかけつつ、少年時代をいきいきと描く名作を名翻訳家が新訳。

【著者紹介】
マーク・トウェイン : 1835‐1910。アメリカのミズーリ州に生れ、ミシシッピー河畔で少年期を送る。『ミシシッピ河上の生活』『王子と乞食』『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリイ・フィンの冒険』等を発表し、19世紀のアメリカを代表する文学者となる。その自由奔放かつ正確な文章は後の作家に多大な影響を与えた

柴田元幸 : 1954年、東京生れ。東京大学教授。アメリカ文学専攻。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞を受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
子ども時代から考えると、何度読んだか分か...

投稿日:2019/01/09 (水)

子ども時代から考えると、何度読んだか分からない。文学作品としての評価は、『ハックルベリー・フィンの冒険』にゆずるものの、その面白さ・楽しさは、一級品。最初の方の壁にペンキを塗る部分、ハックを巻き込んでの家出、裁判での勇気、危機迫る洞窟での冒険など、ワクワクする場面が目白押しだ。ベッキー・サッチャーとの恋のさや当ても、微笑ましい。トムはハックのような自由児ではないが、それが子どもにも安心して読める一因なのだろう。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    トムソーヤと、ハックルベリフィンのどちらが好きかと聞かれれば、ハックルベリフィン。「トムソーヤの冒険」と「ハックルベリフィンの冒険」のがどちらが好きかといえば、「ハックルベリフィンの冒険」。話としても、醍醐味がある。 「トムソーヤの冒険」を読んでいたので、ハックルベリフィンが面白いと思った。 その意味で、「トムソーヤの冒険」は偉大だ。 ある時代のアメリカの田舎をよく描写している。 子供の冒険の夢がある。

  • こーた

    わたしは教室の隅っこのほうで、ひとり静かに本を読んでいるような子どもだった。だからトマス・ソーヤーのように、進んで輪の中心に立って音頭をとるような連中には、率先して反発した。トムよりはシドに近く、あるいはそれは屈折した憧れであったのかもしれない。グッド・バッド・ボーイ。村の中心にはいつもトム・ソーヤーがいる。殺人事件も失踪騒ぎも、宝探しも、何にでも首を突っ込んで、おいしい役をさらっていく。(1/2)

  • ゴンゾウ@新潮部

    アニメでは何度も観ていたが原作は初読みです。好奇心旺盛でいたずら好きのトム。天真爛漫で前向きな彼に魅了された。ハックをはじめとした素敵な仲間と成長していく。こんなに純粋に子供時代を過ごせたら楽しいだろう。アメリカ南部の古き時代の物語。所々に人種の問題が垣間見れたのも興味をそそられる。

  • buchipanda3

    「トムやぁぁぁ!」 と声を張り上げるポリー伯母さん。あぁこんな感じ。原作でもトムは快活で、次々と何かを思いついてすぐ行動、いや騒動を起こす。ジムに「最高の白ビー玉だぜ」と子供っぽさを見せれば、好きな子に巧みにキスを迫ったりする。家出騒ぎの締め括りとして周りを驚かせるお膳立てをパッと思い付くなど中々の策士ぶりだ。それでいて純朴な一面も見せる。家族が出迎える中、居心地の悪そうなハックを気遣ったり(でもハックにはいい迷惑?!)、裁判の判決前の告白とか。最後にトムがハックを説得する構図はまさにグッドバッドボーイ。

  • ケイ

    久しぶりの再読。まず、ハックが浮浪児で学校も行っておらずタバコまで吸う誠にひどい環境だったことに改めて気付き、時代を見るような気がした。悪ガキ少年達の一夏の冒険の思い出話は沢山あるが、トムソーヤのすごい所は殺人事件にまで出くわし、殺人者に狙われる恐怖を味わっているところだ。そんじょそこらの冒険談とは違う。10年前、ミシシッピ川の上流のハンニバルを訪れ、洞窟に行ったが、ツアーのガイド付きで到底トムの味わった洞窟の不気味さは味わえなかった。訪れてみるくらい、この話が好きだったのを思い出した。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items