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ISBN 10 : 4314011653
Content Description
2007年5月、ものを食べると腸に穴が開き、皮膚から便が漏れるという奇病を患った2歳の少年がウィスコンシン小児病院に運ばれる。“10億人にひとり”レベルの症例で診断名もつかない。このままでは命がもたないと思われた。万策つきた医師たちは2009年、最後の手段として臨床の場では世界に例のないゲノム解析により、原因遺伝子を突きとめるという大胆な試みに踏みきる―。ピューリッツァー賞解説報道部門受賞記事を書籍化!
目次 : 越えられない一線―二〇〇九年六月/ 四文字の向こうにあるもの―一九九三年四月/ 大きな決断―一九九三〜九六年/ ハーメルンの笛吹き―一九九六〜二〇〇四年/ 尋常ならざる患者―二〇〇四年秋〜〇七年初頭/ 診断を求める終わりなき旅―二〇〇七年五〜九月/ 天井のクモ―二〇〇七年九〜一〇月/ 一歩を踏みだすなら大きく速く―二〇〇七年一一月〜〇八年一月/ 患者X―二〇〇八年二〜八月/ 隠し事はもうおしまい―二〇〇八年/ 生きのこり―二〇〇九年二〜三月/ ドラゴン―二〇〇九年二〜六月/ ゲノムのジョーク―二〇〇九年六月/ 自分たちがここにいる理由―二〇〇九年七〜八月/ 未知の領域―二〇〇九年七月/ 聞いてもらいたいことがある―二〇〇九年八月/ 細く白い糸―二〇〇九年八〜九月/ 数千の容疑者―二〇〇九年秋/ 犯人―二〇〇九年一一〜一二月/ 確信と疑念―二〇一〇年一月/ クリームドコーンの匂い―二〇一〇年六月/ 遺伝子に刻まれていたもの―二〇一〇〜一四年/ さあ、ついてこい―二〇一〇〜一五年
【著者紹介】
マーク・ジョンソン : アメリカのジャーナリスト。2000年から『ミルウォーキー・ジャーナル・センティネル』紙で健康・科学関連の記事を担当。ニック・ヴォルカーに関する一連の記事で、2011年に「ピューリッツァー賞・解説報道部門」を受賞した同紙チーム五人のうちのひとり。過去、同賞最終選考に残ったことが三度あり、ほかにも数々の賞を受賞している。「ブラディ・スタンプス」というパンクバンドのギタリストでもある
キャスリーン・ギャラガー : アメリカのジャーナリスト。1993年から『ミルウォーキー・ジャーナル・センティネル』紙でビジネス関連の記事を担当。2011年にマーク・ジョンソンとともにピューリッツァー賞を受賞。また、2006年にインランド・プレス・アソシエーション賞を受賞したときのチームメンバーでもあり、ほかにも受賞は数多い。現在はミルウォーキー・インスティチュートで事務局長をつとめている
梶山あゆみ : 翻訳家。訳書多数
井元清哉 : 東京大学医科学研究所ヘルスインテリジェンスセンター教授。九州大学大学院数理学研究科数理学専攻博士課程修了。統計科学、ゲノム情報学、システム生物学を専門として、ゲノムデータに基づく生体内分子ネットワークの統計科学的推測と個別化医療への応用に関する研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2019/01/05 (土)
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pohcho
読了日:2019/02/06
zoe
読了日:2018/12/02
ケニオミ
読了日:2019/01/07
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