マーガレット・ワイルド

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この本をかくして

マーガレット・ワイルド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265850563
ISBN 10 : 4265850561
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ばくだんが図書館にあたって、まちはもえてしまった。のこった本をつつみながらピーターのおとうさんはいった。だいじなことなんだ、ぼくらがどこからきたか…戦争がすべてをうばっていくなか、だいじなものをかくしながら、どうやってひきつぐのか。その知恵と生命力に満ちた、一冊の本が、ここにある。

【著者紹介】
マーガレット・ワイルド : 1948年、南アフリカに生まれる。オーストラリアのシドニー市に移り住む。新聞記者、雑誌のライター、それから編集者の仕事を経て、1984年より子どものための本を書き始める。世界で広く読まれ、数々の賞を受賞して、オーストラリアを代表する児童文学の作家となる

フレヤ・ブラックウッド : 1975年、スコットランドに生まれる。オーストラリアに移り住み、幼少期より盛んに絵を描き、学生時代に本の挿絵を手がける。大学卒業後、映画の特殊効果を作り出す仕事に就き、2002年より本格的に絵本を描き始める。『さよならをいえるまで』(岩崎書店)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞

アーサー ビナード : 1967年、米国ミシガン州に生まれる。高校時代より詩を書き始め、大学で英文学を学ぶ。卒業後に来日、日本語でも詩作を試みて、第一詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれる。『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    みんな守りたいものがある。生命、家族、友だち、本。すべては争いで失われてしまうもの。破壊されてバラバラになった言葉のかけらが空に消えていく。そこに記されている言葉は宝石よりも大切なものなのに。この世界には伝え残したい者と壊したい者がおり、極少数の後者は自己のためだけに未だ生きている。この長い道のりを守りきることは困難だろう。手元に残った一冊は争いが終わるまで大きなシナノキの根元に隠そう。再建された図書館に一冊の重みが収まる。そこに本があれば、きっと誰かが手に取るだろう。そして語り継いでいってくれるだろう。

  • しいたけ

    爆弾で粉々になった本のひとひらが、山に使われ、木につかわれ、絵本になる。父親から引き継ぎ守ったものは、単なる本ではなかった。民族の、人の、連綿とつらなる生きてきたという証。絵本のカバーを外し端と端を合わせると、ひと続きの風景になる。舞っているのはあの日吹き飛ばされた本のカケラ。そしてカバーを外すと、父と子が守り抜いた本そのものが現れる。私もこの本の守り人となる。

  • 紫綺

    戦時中の本の悲劇を描いた、悲しい悲しいお話。コラージュと鉛筆画を組み合わせ、パステルカラーで淡く色付けした立体感のある絵が特長の絵本。こんなことは二度と繰り返されてはならない‼

  • けんとまん1007

    自分の根源はどこにあるのか。それを記した1冊の本。民族の歴史。その上に、今の自分があり、これからがある。それが、新聞や書籍の文字が背景に描かれることで、一層、心に沁み込んでくる。

  • ☆よいこ

    戦争で図書館がやけた。残されたのはたった1冊の本だけ。「ぼくらにつながる、むかしの人たちの話がここにかいてある。ぼくらがどこからきたのか、それは金や銀や、宝石よりもだいじ」ピーターは自分のカバンをあきらめてまで、本を運んだ。しかし、運ぶのが困難になり、シナノキの根元に本を入れた箱を隠す。▽大事な本は図書館にある。

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