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The Code シリコンバレー全史 20世紀のフロンティアとアメリカの再興

マーガレット・オメーラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041131992
ISBN 10 : 4041131995
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シリコンバレーはどのように築かれ、アメリカのビッグ・テックはどう形作られたのか。
そして、“次のシリコンバレー”は生まれるのか―――。

国際的な権謀術策、政治的な思惑、お金、夢と挫折、そして人間ドラマ‥‥5年に及ぶ調査・取材で明らかにした、70年にわたるシリコンバレーの歴史を解体する唯一の決定版。

「シリコンバレーは、ある意味で場所ではない。エコシステムだ。(中略)世界中の他のどんな場所も、こんな開発市場環境を長期にわたり提供することはできなかった。だからこそ、シリコンバレー再現の試みは他のところでは成功していない。その意味で、本書は安易なシリコンバレー模倣の試みに対する戒めになっている。いまあるシリコンバレーの(の一部)だけ真似て、それですぐにシリコンバレーもどきができるわけもないのだ。」(山形浩生/訳者解説より)

[目次]

第1幕 スタートアップ
果てしなきフロンティア/黄金の州/月を目指せ/ネットワー/金がらみの連中/バブルとその崩壊

第2幕 製品ローンチ
資本主義のオリンピック/パワー・ツー・ザ・ピープル/パーソナルマシン/ホームブリュー/忘れがたいもの/リスクまみれのビジネス

第3幕 目指せ公開
ストーリーテラー/夢のカリフォルニア/メイド・イン・ジャパン/ビッグブラザー/ウォー・ゲーム/砂上の楼閣

第4幕 CHANGE THE WORLD
情報こそがエンパワーメント/スーツ・イン・ザ・バレー/マグナカルタ/ドント・ビー・イーブル/「あなた」のインターネット/ソフトウェアが世界を喰う/マスターズ・オブ・ザ・ユニバース

訳者解説
 次の経済的フロンティア、次の技術的フロンティア 高須正和
 新しい技術発展のシーズを見つけるための知見 山形浩生



【著者紹介】
マーガレット・オメーラ : ワシントン大学の歴史学教授。アメリカ政治史、ハイテク経済の成長、そして両者のつながりについて執筆、教鞭を執る。ペンシルベニア大学で修士号/博士号、ノースウェスタン大学で学士号を取得。研究者としてのキャリアを積む前は、クリントン政権時代のホワイトハウスに勤務し、ブルッキングス研究所で寄稿研究員を務めた。夫のジェフと2人の娘とともにシアトル近郊に在住

山形浩生 : 評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける

高須正和 : コミュニティ運営、事業開発、リサーチャーの3分野で活動している。中国最大のオープンソースアライアンス「開源社」唯一の国際メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 緋莢

    図書館本。<本書は、私たちがどうやってそのソフトに喰い尽くされる世界にやってきたかという話だ。これは、カリフォルニア州の緑豊かな峡谷が、ビジネス成功のコードを解明し、時期尚早な死亡宣言を何度も克服して、次から次へとハイテク世代を生みだし、そして世界の実に多くの場所が いくらやっても真似られない場所へと変貌した、70年にわたる物語となっている>(はじめにより) 600ページ近い分厚さに尻込みしそうになりますが、そういう場合は先に山形浩生、高須正和による 訳者解説から目を通すのもいいかもしれません(続く

  • iwtn_

    大戦以降からのシリコンバレーの発展の歴史を書き出している。技術的な内容はかなり少なく、政治や教育、ジェンダーなどの文化について言及している点が多いのが特徴。一気通貫で書くことで、バラバラに知っていた事柄が繋ぎ合わさった感じ。既に半世紀以上もベンチャー企業が産まれているのは凄まじい地域と言える。日本だと似たような地域は少なそう。そして、こういう所謂イノベーションを生み出し続ける場所は、意図してできるものではないんだろう。しかし、反抗者も大きくなって権威になれば、それを維持する力学が働くようになる。

  • ドロレス

    山形浩生氏の巻末解説が秀逸。シリコンバレーは政府や軍の莫大な産学予算が流れ込んで生まれたがやはりエコシステムとしては世界唯一。非常に面白いが著者が歴史学者だから技術に触れないのは確かにアレだが、他の本たくさんあるから読んで補足すればいいかなと。

  • 工作魂

    訳者概説にあるようにこの本は「ハイテク以外からのシリコンバレーへの視点」を描いたもので技術的な経緯を期待すると裏切られる。政治や経済がメインで技術的な説明も洞察も施設なところあるが(これは訳者の方も指摘していて好感が持てる)それでも、他にはない切り口で歴史を辿っている本書は読むべき1冊と思う。が、全般的に主観的情緒的な言い回しも多く、ページ数は大幅に圧縮できるのでは?ともちょっと思う。 巻末の「情報源について」は各論で深堀するには重宝しそう。訳者お2人の解説がとても良い。ここを読むだけでも意味があると思う

  • koba23

    結局、シリコンバレーもシアトルも初めは軍需産業がベースとなって発展してきたことがわかり、軍事と技術は両輪で発展していく物だと改めて思った。また、ITの進化の歴史とシリコンバレーの歴史は当然ながら重なっているので、それをまとめて読めるのは非常に良かった。

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