マーカス・デュ・ソートイ

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素数の音楽 新潮文庫

マーカス・デュ・ソートイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102184219
ISBN 10 : 410218421X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2、3、5、7、11…素数は謎に満ちた存在であり続けている。19世紀半ば、「数学界のワグナー」リーマンは、雑音としか思えない素数に潜んでいる繊細なハーモニーを耳にした。数学界の「巨人」ヒルベルト、「審美家」ハーディーと「用心棒」リトルウッド、「革命家」コンヌ…。世紀を越えた難問「リーマン予想」に挑み、素数が奏でる音楽を聴こうとした天才たちの姿を描くノンフィクション。

目次 : 億万長者になりたい人は?/ 算術を構成する原子/ リーマンの架空の鏡/ リーマン予想 でたらめな素数から秩序だったゼロ点へ/ 数学のリレー競争 リーマンの革命が現実のものとなる/ 数学の秘義を授かった人、ラマヌジャン/ ゲッティンゲンからプリンストンへ 数学者の集団移住/ 頭脳機械/ コンピュータの時代 頭のなかから机の上へ/ 因数分解と暗号解読/ 秩序だったゼロ点から量子カオスへ/ 見つからないジグソーパズルのかけら

【著者紹介】
マーカス・デュ・ソートイ : 1965年生まれ。オックスフォード大学数学研究所教授。現在、リチャード・ドーキンスに続いて「科学啓蒙のためのシモニー教授職」の二代目の教授も務める。2001年、ロンドンの数学学会から40歳以下の最も優れた数学研究者に対して与えられるバーウィック賞を受賞。’03年に刊行した初めての一般書である『素数の音楽』は、世界的ベストセラーとなった。2010年、科学への貢献が認められ、大英帝国勲章を授かっている

冨永星 : 1955年、京都生まれ。京都大学理学部数理科学系卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 扉のこちら側

    2016年180冊め。この邦訳単行本が2005年初版らしいので、書かれている内容は13年前当時の最先端の知識だったはず。数日前に、スタンフォード大の研究者により、素数はこれまで考えられてきたような完全にランダムな存在ではないということが発見されたらしいが、専門知識がない私には論文を読んだところで真偽の判断はつかない。しかしそれが真であった場合、素数が乱数として設計されたもの全てに影響があるかもしれないということは、この本を読んでわかった、ような気がする。(気がするだけで実はわかっていないのかも)

  • at-sushi@進め進め魂ごと

    素数の出現に一定の規則性があるとする「リーマン予想」に、世紀を超えて挑む数学者達を描いたドキュメンタリー。 天才としか言い様がないガウス、正統な教育を受けたことも無く彗星のように現れたラマヌジャン、孤高のセルバーグ、銃殺刑寸前だったヴェイユ等、数列に取りつかれた彼等の生き様も凄いが、とりわけ博打打ちから研究者に転じたダイアコニスによって、全く関係無さそうな素粒子物理学との近似性が示されたくだりには震えた。 なお、純度100%文系脳なワイ、各々の証明部分の概略はキャパオーバーで何度も寝落ちした模様w

  • WATA

    素数とリーマン予想に関する数学の歴史書。素数の謎を探る歴史の旅は面白いけれど、600ページ超の文章を読み通すのはややしんどい。本書の前半、オイラー・ガウス・リーマンの成果について語る部分までは内容も明快で分かりやすいが、その先、リーマン予想が成り立つかどうかに話が移ったあとは、確率・モジュロ演算・コンピュータ暗号・量子物理学など、現代数学の各分野が複雑に絡んでくるため、数式抜きの文章だけでは抽象的で理解が少し難しい。個人的には話のキモとなる数式をもうちょっと掲載しても良かったのでは、と思う。

  • ケイ

    作者が初めて一般向けに書いた数学書。美しい題名だが文章に音楽のリズムはない。「フェルマーの最終定理」や「ポアンカレ予想」はすでに解決済みだから解答者に焦点を当てられることで読みがいがあったのだが、素数のかかわるリーマン予想は未解決のままなので、関わった人物が羅列されるのが読みにくい原因だろう。読者は忍耐を強いられる。しっかり読むには、ゼロ点、ゼータ関数がキーワードなので、紹介される人物群よりそこをしっかり理解することが大切だ。フェルマー、オイラー、ガウス、そしてリーマンを超える人は現れていないのだろうか。

  • KAZOO

    結構内容は難しいところもあったりするのですが、あっという間に読めてしまいました。数学者たちの生涯やその理論などがよくわかり興味を持たせてくれます。私は小説のようなものを予想したのですが、ノンフィクションですね。このような本を中学・高校あたりの数学の副読本としておくと数学きらいが少なくなるのではないかと思われます。

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