マーカス・デュ・ソートイ

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レンブラントの身震い 新潮クレスト・ブックス

マーカス・デュ・ソートイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105901691
ISBN 10 : 4105901699
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
冨永星 ,  

Content Description

チェスのチャンピオンが人工知能ディープ・ブルーに敗れてから20年、AIアルファ碁が囲碁のチャンピオンを打ち負かす日がやってきた。より複雑なゲームである囲碁で人間をしのぐまでになったAIは、「深層学習」により、アートや音楽、文学、そして数学などの分野で、人間しか持たないとされてきた「創造性」を発揮しつつある。レンブラントやバッハなど、何世紀も前の巨匠たちの作品を学習したAIが「新作」をつくり、数学の証明を代行するようになったいま、コンピュータは真の創造性を獲得し、わたしたちの心を揺さぶることができるのか?『素数の音楽』で知られる数学者が、人工知能の最前線を訪ね歩く、スリリングで知的好奇心に満ちたサイエンス・エッセイ。

目次 : ラブレイス・テスト/ 創造性を作り出す/ 位置について、用意、碁!/ 現代生活の秘密、それはアルゴリズム/ トップダウンからボトムアップへ/ アルゴリズムの進化/ 数で描く/ 巨匠に学ぶ/ 数学の技量/ 数学者の望遠鏡/ 音楽は、数学を奏でる過程である/ 曲作りの公式/ ディープ・マセマティクス/ 言葉のゲーム/ AIにお話を語らせよう/ 精神の邂逅、わたしたちはなぜ創造するのか

【著者紹介】
マーカス・デュ・ソートイ : 1965年ロンドン生まれ。オクスフォード大学数学研究所教授、リチャード・ドーキンスの後任として「科学啓蒙のためのシモニー教授職」も務める。英ロイヤル・ソサエティ・フェロー。多数の専門書執筆のほか、新聞・雑誌に寄稿、BBCで数学番組を監修。2001年、ロンドン数学学会が40歳以下のもっともすぐれた数学研究者に授与するバーウィック賞を受賞。初の一般書である『素数の音楽』が世界的ベストセラーに。2010年、科学への貢献に対し大英帝国勲章が授与される

冨永星 : 1955年京都生まれ。京都大学理学部数理科学系卒。翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    著者5冊目の科学評論集のようです。私はこれで4冊目ですが、題名が非常に興味あるものでした。ただレンブラントに関してはほんの少しだけでした。AIの役割が大きくなっていることを示してくれています。最初はアルファ碁についての話でしたが、あまり関係のない手を打つとAIもわからくなって凡庸な手しか打たないというところは笑えました。今後は絵画、音楽などアート全般にもAIの役割が増えていくというのはかなりありそうな気がしました。

  • やいっち

    内容案内によると、「人工知能は、アートや音楽、文学、そして数学などの分野で「創造性」を発揮しつつある。何世紀も前の巨匠たちの作品を学習したAIが「新作」をつくり、数学の証明を代行するようになったいま、機械は私たちを感動させることができるのか?」という本。著者は世界的な数学者。その彼が近年のAIに脅威を覚えているという。数学者としての存在をも脅かされているとか。数年前、チェスに続き囲碁もそのチャンピオンがコンピュータ(アルゴリズム)に負けた。今や、音楽でも評論家も舌を巻く作曲が現実のものとなってきた。

  • わたなべよしお

    人工知能、AIが人間のような創造性を発揮できるのか(できるようになるのか)がテーマ。この本でもマーカス デュ・ソートイさんの旅はとても面白い。囲碁、絵画、音楽、文学、数学などの分野におけるAIの可能性を探る。その中で、創造性が意識や自由意志(人間として生きること)に関わるのでは、というところまでたどり着く。さて、AIにはどんな可能性が?読んでみてください。

  • せっちゃんさん

    「月1冊の科学本読む」今年1冊目。AIに創造性はあるのか?!絵画・音楽・数学の証明・文章・言語等を数学者である著者が検証。そもそも人間の創造性は3種類に分けられる。と、具体的定義を入口に、囲碁で人類を破った”アルファ碁”の事例など、背景含めて骨太に解説。AI化するために「人類の叡智」をパターン化・規則性は探求する姿勢は、数学知識が無くても「ここまでやるのか?!」と驚愕の内容。なかなか長いけど、本当にお面白かった。AIに仕事を奪われるか心配な自分には必読の一冊。

  • おーすが

    数学者である著者がAIの可能性を探る。AIは創造性を獲得できるのか。人間を超える芸術家になれるのか。ついに人間を超えた「アルファ碁」の話から絵画へ、数学へ、音楽へ。私たちが芸術と捉えている物の中にあるフラクタル、アルゴリズムを取り出してみせてくれる。しかし、それを応用すればAIはどの分野でも天才芸術家になれるのかといえばそうではない。模倣だけではない次元にクリエイティビティがある。芸術が人間に依拠している限りAIはそれを超えられないのかもしれない。また超えた時に人はそれを芸術と認識できるのだろうか。

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