マーカス・セジウィック

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臆病者と呼ばれても 良心的兵役拒否者たちの戦い

マーカス・セジウィック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784251098337
ISBN 10 : 4251098331
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「人を殺すことは、罪である」。戦争で戦うことを拒んだハワードとアルフレッドは、世間からは臆病者と呼ばれ、軍部からも体罰、拷問を受ける。しかし、彼らは…。命を懸けて信念を貫いた若者の真実の物語。

【著者紹介】
マーカス・セジウィック : 1968年イギリスのケント州生まれ。英語教師を経て、児童書の出版にたずさわりながら小説を書く。初めて書いた小説「Floodland」(邦題未訳)がブランフォード・ボウズ賞を受賞するなど注目を浴び、その後、「Witch Hill」(邦題「魔女が丘」理論社)はエドガー賞、「The Dark Horse」(邦題「ザ・ダークホース」理論社)は2002年ガーディアン賞とカーネギー賞の最終候補になるなど話題作を次々と発表している。木版や石版画も得意とし、バンドのライブでイギリス各地を回ったりと、才能あふれる作家である

金原瑞人 : 1954年、岡山県に生まれる。法政大学英文学専攻博士課程終了。現在、法政大学社会学部教授

天川佳代子 : 1967年、埼玉県に生まれる。青山学院大学英米文学科卒。会社勤務を経て、フリーランスで翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • とよぽん

    良心的兵役拒否者、という言葉に初めて接した。第1次世界大戦の頃、英国では1916年に徴兵制を定めた兵役法が施行される。しかし、一方では「徴兵反対同盟」という団体が組織され、約200もの地方支部があったという。太平洋戦争中の日本ではあり得ない「信念」を行動に移す市民が多数いたことに驚いた。軍部に拘束され、ありとあらゆる苦痛や恥辱、恐怖を味わわされても、本書に取り上げられた17名の青年たちは不服従を貫く。たとえ戦争でも人殺しは罪であると、かたく信じていた彼らの勇気と不屈の精神に感服した。

  • たまきら

    お盆の週末に読むにふさわしい、思いを新たにすることができた一冊でした。自らの意志で兵役に拒否し続けた第一次世界大戦下でのイギリス人男性らが紹介されています。彼ら「臆病者」にぶつけられた言葉の多くが、今反戦を訴えたときの反論と酷似していて、変わらなんだなあ…と悲しくなりました。同時に彼らの確固たる態度がイギリスに良心的兵役拒否への理解を生んだことにも感動しました。そういう人たちが主流になればいいのに、と強く感じました。素晴らしかった。

  • テツ

    戦時中。世界が丸ごと争いに巻き込まれ徴兵が行われた時代。自らの全てと引き換えにしても「誰も殺したくなく、誰からも殺されたくない」という自らの信条を貫いた人間たちの記録。思想信条を貫くって口にするには簡単なことだけれど、実際に己の生命を賭して収容所に叩き込まれてもそれが出来る人間って一体どのくらい存在するんだろうか。先人の歩みを知り想像し備えるんだ。いつか自分が同じような状況に置かれたときに、自分の魂を裏切らない選択が出来る強さを身につけるために。

  • シュシュ

    良心的兵役拒否をいう言葉を知り、息子を持つ母としてもっと知りたくなった。本文の下に注釈がついていて中高生でも読めそうな感じの本。第一次世界大戦でイギリスが初めて徴兵制をとった時、自分の信念に基づいて戦争で戦うことを拒んだ若者たちの実話。現代と大きく違うのは、多くの一般の人たちが戦争を正しいと思っている中での兵役拒否であったこと。周囲から臆病者といわれ白い目で見られ、軍部から体罰、拷問を受けても、自分の信念を通した若者たち。徴兵反対同盟が彼らを支え、また、軍の中には彼らにそっと親切にしてくれる者もいた。

  • 絵美

    感想というか 私感ですが…この本を読むきっかけになった 息子が、帰省というか うちに遊びにきて。夫と彼と3人で たくさん話したなかに、様々な国からの留学生である友だちとのことも話題になりました。 過去にはこの国が戦った国の友人たちと、こころがかよっている様子の息子。。彼はいまも 身の回りにも世界にも とにかく平和があることを願っています、その願いが叶うことを わたしも祈ります。

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