マンフレート・フリュッゲ

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魂を失った都 ウィーン1938年 叢書・ウニベルシタス

マンフレート・フリュッゲ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588011573
ISBN 10 : 458801157X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
浅野洋 ,  

Content Description

知識人、政治家、民衆は侵略にどう処したか。19世紀末〜20世紀初頭、パリと並んで西洋の学芸の中心地であると同時に、反ユダヤ主義の温床ともなったウィーン。オーストリア国家を自殺に追いやり、絶滅収容所体制へと直結したナチスドイツによる「合邦」はなぜ、いかに仕組まれ、国民から歓呼で迎えられたのか。フロイトをはじめとする多数の思想家、芸術家として政治家らの動向を詳細に跡づけ、この時代全体をパノラマで描ききった歴史ドラマ。

目次 : 1 合邦、追放、閉鎖/ 2 変わらないウィーン/ 3 ユダヤ人の不在/ 4 盗まれた共和国/ 5 魂の小説/ 6 フロイトの世界/ 7 フロイトという男とモーセの神話/ 8 ウィーンをめぐるヒトラーの嘘/ 9 冬季大会/ 10 命取りとなった春の夜/ 11 名前のない国/ 12 無慈悲に/ 13 名誉囚人シューシュニック/ 14 ウィーンのレクイエム/ 15 ドイツ的な変身/ 16 切断された履歴/ 17 トランジット/ 18 フロイト、去る/ 19 ロンドンでのエピローグ/ 20 記憶の痕跡

【著者紹介】
マンフレート・フリュッゲ : 1946年、デンマークに生まれる。ミュンスター大学とリール大学でロマンス語・文学と歴史学を学ぶ。1976年から90年までベルリン自由大学で講師を務め、1981年に教授資格を取得。その後、ベルリンで作家活動を続ける

浅野洋 : 1950年、千葉県に生まれる。慶応大学独文科卒。日本翻訳家協会事務局長・理事、埼玉女子短期大学名誉教授。オーストリア世紀末文学、ナチス時代の亡命文学を専攻。主な著書、訳書として、『異文化から学ぶ文章表現塾』『就活女子の文章表現塾』(以上、新水社、共著)、J.ゼルケ『ヨーロッパはプラハで死んだ』(新水社、日本翻訳出版文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • BLACK無糖好き

    原著は2018年刊。1938年にドイツに併合されたオーストリアの悲哀を情緒的に描く。シューシュニックとヒトラーのベルヒテスガーデン会談の模様は面白さに引き込まれた。大枠での歴史と並行して、フロイトをはじめとした多くの学者や作家や音楽家など、ユダヤ人を中心とした個々人がオーストリアから他国へ亡命する苦渋の道のりを細かく描いている点も本書の特徴。場面展開の独特さ、叙述の仕方が歴史家というよりも作家的な趣き。それもあってか自分には読んでいて些か散漫に感じられる面も多かった。

  • いとう・しんご

    読友さんきっかけ。歴史小説仕立てになってるので読みやすいとも言えるし、散漫な印象とも言える。戦争をちらつかるヒトラーに併合されたオーストリアの政治とこれに伴う様々な出来事のお話でした。20世紀のウィーンがどういう町だったのかちょっと見えたような気がしました。

  • takao

    1938年、フロイトはウィーンを後にし、ヒトラーはウィーンに到着した。

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