Product Details
ISBN 10 : 458801157X
Content Description
知識人、政治家、民衆は侵略にどう処したか。19世紀末〜20世紀初頭、パリと並んで西洋の学芸の中心地であると同時に、反ユダヤ主義の温床ともなったウィーン。オーストリア国家を自殺に追いやり、絶滅収容所体制へと直結したナチスドイツによる「合邦」はなぜ、いかに仕組まれ、国民から歓呼で迎えられたのか。フロイトをはじめとする多数の思想家、芸術家として政治家らの動向を詳細に跡づけ、この時代全体をパノラマで描ききった歴史ドラマ。
目次 : 1 合邦、追放、閉鎖/ 2 変わらないウィーン/ 3 ユダヤ人の不在/ 4 盗まれた共和国/ 5 魂の小説/ 6 フロイトの世界/ 7 フロイトという男とモーセの神話/ 8 ウィーンをめぐるヒトラーの嘘/ 9 冬季大会/ 10 命取りとなった春の夜/ 11 名前のない国/ 12 無慈悲に/ 13 名誉囚人シューシュニック/ 14 ウィーンのレクイエム/ 15 ドイツ的な変身/ 16 切断された履歴/ 17 トランジット/ 18 フロイト、去る/ 19 ロンドンでのエピローグ/ 20 記憶の痕跡
【著者紹介】
マンフレート・フリュッゲ : 1946年、デンマークに生まれる。ミュンスター大学とリール大学でロマンス語・文学と歴史学を学ぶ。1976年から90年までベルリン自由大学で講師を務め、1981年に教授資格を取得。その後、ベルリンで作家活動を続ける
浅野洋 : 1950年、千葉県に生まれる。慶応大学独文科卒。日本翻訳家協会事務局長・理事、埼玉女子短期大学名誉教授。オーストリア世紀末文学、ナチス時代の亡命文学を専攻。主な著書、訳書として、『異文化から学ぶ文章表現塾』『就活女子の文章表現塾』(以上、新水社、共著)、J.ゼルケ『ヨーロッパはプラハで死んだ』(新水社、日本翻訳出版文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
BLACK無糖好き
読了日:2024/08/17
いとう・しんご
読了日:2024/12/04
takao
読了日:2024/09/29
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

