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アナザー・マルクス

マルチェロ・ムスト

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909237378
ISBN 10 : 4909237372
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マルクスの思想を見直す「マルクス・リバイバル」を世界中で発信するイタリアのマルクス研究者による新しいカール・マルクスを描く伝記。

目次 : 子供の頃、青年時代、そして大学での勉学/ 経済学との出会い/ 恐慌を待ちわびて/ 『経済学批判要綱』の頃/ カール・フォークトとの論争/ 『資本論』―未完の批判/ 国際労働者協会の創立/ 一八七一年―パリの革命/ バクーニンとの対立/ 人生の煩わしさと新しい研究の地平/ 国際政治とロシア論争/ オールド・ニックの苦しみ/ モールの最後の旅

【著者紹介】
マルチェロ・ムスト : ヨーク大学准教授。1976年生まれ

江原慶 : 大分大学経済学部准教授。1987年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士(経済学))

結城剛志 : 埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。1977年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士(経済学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 34

    マルクスご臨終のときにはからずも落涙。《さもあらばされ。人類は頭一つだけ低くなったのだ。しかも、人類が当今持っていた最も大切な頭だけ》(死の直後のエンゲルスの書簡)。また、次のエンゲルス宛書簡は、マルクスの性格をよくあらわしているようだ。《我が家の全軍資金の全金額を超える》新刊の購入資金を請う一節。《たぶん、この本の中に私にとって真新しいことは何もないだろうが、…これを知らないで先に進むことは、私の理論家としての良心が許さない》。とにかく勉強家、勉強法はレーニンとおなじで、抜粋ノートをたくさん作ること。

  • またの名

    貧しいマルクスのためゴーストライターで記事を書いてたエンゲルスが病に倒れて原稿が紛失したと偽る言い訳も通じず、恥を覚悟で詳しくない分野を論じたマルクスは「いざとなれば弁証法で切り抜ける。逆の事態が生じても論が成立するようにした」と強気。頭の回転は確かに良かった若者が最初から完成された思想を持ってたと讃えるソ連的見解も思考に断絶が起きたとする現代思想風解釈も退け、抜粋&コメントノートを用いた読書と研究を積み重ね徐々に思考を研いでいったと見る伝記。資本論執筆時にはストレスで全身、陰部まで吹出物に襲われたそう。

  • カワサキゴロー

    新しいマルクス研究の知見が反映された評伝。 人間臭い仕事熱心で馬力のあるマルクスが見えてくる。

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