マルセル・プルースト

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失われた時を求めて 11 岩波文庫

マルセル・プルースト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003751206
ISBN 10 : 4003751205
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヴェルデュラン邸での比類なきコンサートを背景にした人間模様。スワンの死をめぐる感慨、知られざる傑作が開示する芸術の意味、大貴族の傲慢とブルジョワ夫妻の報復。「私」は恋人への疑念と断ち切れぬ恋慕に苦しむが、ある日そのアルベルチーヌは失踪する。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    ★『失われた時を求めて』岩波文庫版全14巻完読プロジェクト、 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11525156 今回は、第11巻『囚われの女U』、約80%まで来ました。本巻は、『スワンの死』と『アルベルチーヌの出奔』の巻でした。続いて第12巻『消え去ったアルベルチーヌ』へ。トータルの感想は、全14巻完読後に。

  • lily

    嫉妬の探究心についてはマルセルが世界一かな。まだまだ嫉妬の闇は深い。プルーストは嫉妬との向き合い方が人生最大の悩みだったのかと考えるほど。ちなみにプルーストが自分の知る限り最も素晴らしい小説と言ったのはドストエフスキーの『白痴』らしい。プルーストを読めば文学も(殆ど)好きになる。何が読みたいかわかる。娯楽小説オンリー読者も文学の入口に『失われた時を求めて』こそ似合うと思う。ドストエフスキーとかトルストイの引用も沢山あってもちろん読みたくなるけど、一気にハードル低くなる。理解力より楽しめる自信が大事だから。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    歳のせいか、呆け気味になったシャリリュス男爵は心に思った事を全て、口に出さずにはいられずに嘗ての崇拝者からも顰蹙を買われることになる。そういう風になったならば、出来るだけ、温厚に距離を取っていくか、「ま、仕方ない」と諦めるかだが、屈辱とブルジョアである事に自信がないヴェルデュラン家の大人気ない陰湿さに背筋が凍る。しかし、ナポリ王妃様の毅然とした態度は王族として培われた尊い品位の表れだ。一方、主人公のアルベルチーヌへの愛は身勝手そのもの。「愛」というのは試されなければ、その誠が信じられないものなのだろうか。

  • のっち♬

    前半はヴェルデュラン夫人の夜会。傲岸不遜な振る舞いをしたシャルリュス男爵が追放される様が中心になるが、人間の愚劣を暴き出す巧妙な演出とストーリーテリングが秀逸。「ある人の意地の悪さを見てもその記憶だけで人を評価してはいけない」とフォローも入るが、次々と明らかになる登場人物たちの秘話も衝撃だ。後半は「私」とアルベチーヌの同棲生活の終焉が描かれる。人間の身勝手さに依拠した、果てしない疑念と葛藤の心理分析も複雑怪奇で読み応えがある。「愛とは心に感じられるようになった空間と時間なのだ」—囚われていたのは彼の方だ。

  • 燃えつきた棒

    愛してもいないアルベルチーヌを籠の鳥として所有しておこうと画策する「私」。 その束縛を逃れ、ゴモラの女としての生を満喫しようとして、嘘に嘘を重ねるアルベルチーヌ。 「そこに愛はあるんか?」 プルーストは、「愛」という幻影を無残なまでに解剖していく。 そのメスさばきからは、思わず目を背けたくなってしまう。 この二人の絡みは、僕には二匹の蛇が絡みあっているようにしか見えない。 なぜか、無性にヘミングウェイが読みたくなってくる。

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