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東方見聞録 角川ソフィア文庫

マルコ・ポーロ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041107737
ISBN 10 : 4041107733
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヴェネツィア商人の息子マルコは中国へ陸路で渡り、13世紀のアジア世界を支配するフビライ・ハーンの絢爛たる宮廷へと辿り着く。元朝の使者として見聞した各地の暮らしや奇妙な風習、宗教、貨幣や通信制度、そして財宝の島ジパングと元寇の顛末。ヨーロッパ人の驚異の的となった冒険譚はコロンブスを突き動かし、大航海時代の原動力となった。生涯を中央アジアの踏査にささげたシルクロード史家が、旅人の眼で訳し読み解く。

目次 : 1 マルコ・ポーロの旅のあらまし/ 2 トルコからパミールまで/ 3 カシュガルから上都へ/ 4 フビライ・ハーンの宮廷と首都/ 5 雲南・ビルマへの旅/ 6 マンジへの旅/ 7 帰国の途につく/ 8 インドから帰国まで

【著者紹介】
長沢和俊 : 1928年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。早稲田大学文学部教授ののち、同大学名誉教授。東西交渉史、中央アジア史を専攻。2019年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    言わずと知れたマルコ・ポーロの中国滞在記。本書はそれを端的にまとめ、エッセンスだけを楽しめる内容となっている。元での日々より往路復路での見聞録が面白く感じられるのは、著者の専門がそこにあるためかな。特に面白く感じたのは帰国後のマルコ。昔読んだ伝記だと獄に繋がれ寂しく死んだ的な話だけど、獄に繋がれるものの華やかな生活みたいで一安心。あ、もちろんジパングの記録もありまして、日本は実は一回征服されたらしいですよ、知ってました?資料的価値もある上、天高き中央アジアのオリエンタリズムに浸れる面白い一冊でした。

  • ひろみ

    春に東洋文庫ミュージアムに行った時、この本がたくさん集められていることを知りました。マルコ・ポーロは、父と叔父と3人で25年かけてヴェネチアと北京を、往復それぞれ3年以上かけた旅をし、フビライ・ハーンに約17年仕えたそうです。実際に目にしたことの他に伝聞も多く、「ジパング」もそのひとつです。誇張や嘘も多いらしく、本書のような解説本だとその点も少し分かります。でもそんなことはどうでも良くて!往路は馬やラクダを使った陸路オンリー、復路は海路も含め。世界は本当に広いなぁぁと思えて、気持ちが明るくなる本でした。

  • さぶろうの領土

    角川ソフィア版は著者がシルクロードの専門家なので、実地調査やそれまでの研究を踏まえた上で解説している。マルコ達の旅を時系列に沿って解説しつつ、必要な部分だけ長めに引用するスタイル。自分なんかだと東方見聞録の本文を読むよりも、こういう解説書を読んだ方が【知る】ためには良いと思う

  • mstr_kk

    マルコ・ポーロの本の翻訳というより、抄訳をつなげた紹介本ですが、面白いところだけ取り上げてくれているのでわかりやすく、けっこうワクワクしながら読みました。奇想天外系の現代小説のようです。イタロ・カルヴィーノの『見えない都市』も読みたくなりました。

  • ふたば@気合いは、心を込めて準備中

    少々の勘違いや、思い込み、イタリア人(ヴェネチア人)らしい誇張が混ざっていたとしても、当時未知の世界だったアジアをヨーロッパに紹介し、多くの人々をアジアへ向かわせる一端となった書物であり、評価の高い地理本としてまた、面白い読み物として、現在までも受け継がれている名著であると思う。

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