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クマのひとりのじかん

マルク・フェルカンプ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759822915
ISBN 10 : 4759822917
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

おねがい、ひとりにさせて‥クマのきもちをわかってくれるともだちは、いるでしょうか。


ピアノをひきおわったクマは、きのうえでのんびりしたいのです。
かぜがさわさわとはっぱとあそぶおとを、きいていたいのです。
けれども、もりのどうぶつたちはゆるしてくれません。
「もっと もっと、きかせて!」と、あちこちから こえがします。
そのうちに クマは みんなのことが こわくなって‥

みんなのためにピアノをひくのはすきだけど、ひとりの時間も大事にしたいクマ。その気持ちをわかってもらうのは、なかなかむずかしいようです。どうしたら、ほかのひとと心地よい距離感ですごすことができるでしょうか。
ひとそれぞれの感じ方の違いに、はっとするかもしれません。

【著者紹介】
マルク・フェルカンプ : 1971年オランダ・アルクマール生まれ。アムステルダム在住。脚本家、ジャーナリスト、児童文学作家。幼い頃から作家になりたいと思っていた。オランダ語版「セサミストリート」の脚本を20年近く担当し、演劇やアニメ映画、ゲームの脚本も精力的に手がける。本作で2024年ドイツ児童文学賞のノミネートを受ける

イェスカ・フェルステーヘン : 1972年オランダ・デルフト生まれ。アムステルダム在住。イラストレーター。幼い頃、絵を描くこと、空想すること、自分の夢の世界に迷い込むことが何よりも好きだった。これまで100冊以上の児童書にたずさわっている。本作で2023年ニューヨークタイムズ・ニューヨーク公共図書館絵本賞を受賞

野坂悦子 : 東京生まれ。オランダ語、英語などから多くの児童書を翻訳している。絵本や紙芝居の創作も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MI

    クマはとても美しい音色のピアノを弾きます。誰もがうっとりするぐらい。そろそろ最後の曲にしようと、クマが弾き終わると、聴き入った動物は「クマさんもっと弾いてー」と追いかけてきます。クマだってのんびりとひだまりに寝っ転がりたいのです。白黒の絵本でとても静かな温かい、最後はそれもいいなと自分の時間、君の時間を考えさせられる絵本

  • とよぽん

    だれでも、一人になりたい時があると思う。ピアノを弾いて森のみんなを楽しませるクマだって。「もっと、もっと、ピアノのクマさん」と言って追いかけられるクマ。だれにも邪魔されない時間と空間がほしいのだ。その思いを共有してくれるすてきな動物との出会い! よかったねクマさん。モノトーンを基調に赤の差し色を使った絵も、抜群のセンスを感じる。さすが化学同人社の絵本。

  • Willie the Wildcat

    関係性と心の在り方の変化。前者が、1対0⇒1対多⇒1対1。後者が、自⇒他⇒共有。世間の雑踏の中、自分を見つめる時間と気づきの大切さ。光るシマウマの存在。刻まれた多言語の”体の文字”。読み取れた範囲ですが、仏語がキーフレーズで、読心術という感。最後の場面、温かみが滲み出る2人の後ろ姿♪〆の言葉も響くなぁ。影絵のようなモノトーン、何故だかブレーメンの音楽隊が頭に浮かんだ。ところどころに”赤色”は、何かを示唆していたのかな?

  • ぶんこ

    森のみんながうっとりするピアノ。演奏するのはクマさん。みんなは美しい音色をもっと聴きたい。でもね、クマさんは一人になりたい時もあるのです。もっともっとと追いかけるみんな、わかってあげて。ついにクマさんは怒ってしまいます。辛いね。みんなが去った後に残ったのはシマウマさん。クマさんに本を読んであげたいと。それを断ってしまうクマさん。クマさんにも分かり合える友だちができたようです。お互いが思いやれる間柄、いいですね。クマさん、よかったね。

  • Natsuki

    化学同人の絵本て良質だよなぁといつも思う。モノクロに赤が映える、シンプルでいてデザイン性の高い絵はもちろん。心の片隅の大切な部分にそっと光をあてるような物語が、沁み入ってくる。最後の一文と絵がお気に入り(*´艸`*)

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