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ISBN 10 : 4588130277
Content Description
驚くべき頑固さと並外れた繊細さをあわせもち、先史時代よりわれわれの善き友人でありつづけてきた犬たち。ときに幸福な愚か者として描かれ、ときに盲目的な服従者の象徴とされるかれらはしかし、みずからの運命を心から楽しみ、喜びに身を寄せる思想家のように見える。エジプト・ギリシア神話、聖書の世界から現代思想・現代文学にいたる犬たちの物語を読みとき、かれらの幸福のありようを学ぶ哲学的断片。
目次 : 犬たちの喜び/ 動物界の恥/ おおいぬ座/ 信仰のみ/ ドッグ・ヴィンチ・コード/ ダーウィンの犬たち/ 伴侶動物のための宣言/ この犬を見よ/ 悪天候/ オイディプス王、あるいは、オイディプスという犬/ 雌の番犬たち/ あらゆるイヌイット/ 動物のような性交/ カインのしるし/ 咆哮/ ガブリエル
【著者紹介】
マルク・アリザール : 1975年生まれ。フランスの哲学者。ポンピドゥー・センター、パレ・ドゥ・トウキョウなどの文化ディレクターを歴任。科学技術(とりわけ情報科学)やポップカルチャーの哲学的考察を通じて近代性の限界を問い直す作業を続けている
西山雄二 : 1971年生まれ。首都大学東京准教授。現代フランス思想
八木悠允 : 1983年生まれ。ロレーヌ大学博士課程在籍中、国立応用科学院レンヌ校非常勤講師。フランス現代文学、特にミシェル・ウエルベック研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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