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ユダヤ人問題に寄せて / ヘーゲル法哲学批判序説

マルクス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334752989
ISBN 10 : 4334752985
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

青年マルクスは、宗教批判から現実の政治変革としてヘーゲルの法哲学批判へと向かい、そしてユダヤ人問題、すなわち「貨幣」に支配される社会を変革することなしに、真の人間解放はあり得ないと喝破する。独創性あふれる「初期マルクス」の最重要論文集に、詳細かつ丁寧な解説を付す。

目次 : ユダヤ人問題に寄せて/ 『聖家族』第六章 絶対的な批判的な批判、あるいはバウアー氏による批判的な批判(抜粋)/ ヘーゲル法哲学批判序説/ 補遺1 マルクスの学位論文『デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異』の序文と二つの脚注/ 補遺2 マルクスの一八四三年のルーゲ宛て書簡

【著者紹介】
カールマルクス : 1818‐1883。ドイツ(プロイセン)の哲学者・経済学者・革命家。思想家として現代にもっとも深い影響を与えた。「独仏年報」誌に「ヘーゲル法哲学批判序説」「ユダヤ人問題に寄せて」を発表。『経済学・哲学草稿』で私有財産の哲学的解明と労働疎外の問題に取り組んだのち、『経済学批判』『資本論』で資本主義の矛盾を鋭く分析、批判。20世紀の社会主義革命の思想的な礎を築いた。私生活ではつねに窮乏にあえぎ、相次いで幼い娘・息子を亡くすなど不遇をかこったが、親友エンゲルスの経済的援助を受けながら意欲的な執筆活動を続けた。1883年3月没

中山元 : 1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ころこ

    単にユダヤ人の問題ではなく、ユダヤ人とは私利を追求する存在として解釈されていて、ユダヤ人の政治的な開放だけではなく、社会的な開放を目指しているという文脈がどこから出てくるのか得心できない。というか、団塊世代がその様に読んでいるとしたら、そこに嫌悪と反発しか感じないのだが…ヨーロッパのユダヤ人問題、ユダヤ教、キリスト教、(ついでにイスラム教)の問題は、我々には究極的に推し量ることの難しいの根深さを抱えている。

  • かわうそ

    「しかし宗教が存在するということは、ある欠乏が存在するということであるから、こうした欠乏の源泉は国家そのものの本質のうちに求めるしかないだろう。」欠乏の源泉は国家の本質に求めるしかとあるが、国家もそもそもは欠乏ゆえに生まれたのではないか?ということは必ずしも欠乏の源泉は国家の本質のうちに求めるしかというのは不確かな話になるし、正確的な分析とはいえないだろう。

  • またの名

    キモいと現代人なら思う国家宗教が廃され蒙昧から解放されるなんてことはなく「個人の特殊な倒錯を、私的な習癖を、恣意を抽象的に告白する」メソッドとして宗教は生き延び、ユダヤ人に関しても倒錯した状況を議論。ユダヤ人の十八番と思われた貨幣崇拝が世界を覆う真の宗教に成り代わり、すべての人間が「ユダヤ人になったために、いわばその分だけユダヤ人は解放された」。実際今も聖書の信仰で結ばれた欧米国家はイスラエルに逆らったりできず、貨幣が万物を支配し動かすという世界観は口先で否定しても皆が従う宗教として、最強不動のセンター。

  • ラウリスタ〜

    マルクスがマルクスになるまでの初期の文章。しかしマルクスの文章って文学的魅力が皆無だな、半世紀前こんなのよくみんな読んだな。ユダヤ人=守銭奴だとか、宗教=麻薬だとか印象的なフレーズが多いが、言いたいことはそこではなく、社会システム自体への批判へと向かうよう。

  • 荒野の狼

    映画「マルクス・エンゲルス」を見て、若き日の情熱のあるマルクスに興味が湧き本書を購入。若い頃のマルクスの作品が掲載されており、そこにマルクスの思想だけでなく感情も垣間見られる部分があるのは魅力的。本書は、マルクスのいくつかの作品と断片を寄せ集めたのが前半の246ページに、後半300ページあまり中山元が前半とはあまり関係なく若き日のマルクスの一断面をあまり脈絡なく書いたものからなる。前半は単に後半の300ページの参考文献として付された印象である。

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