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ホロコーストを知るための101の質問

マルクス・ロート

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091937
ISBN 10 : 4560091935
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

反ユダヤ主義の前史とイデオロギーから、ユダヤ人の迫害・排除の諸段階、絶滅政策と大量殺戮の実態、戦後の裁判と記憶の問題まで網羅。

【著者紹介】
田野大輔 : 1970年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。甲南大学文学部教授。専門は歴史社会学、ドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つちのこ

    ホロコーストの全体像を掴むには格好の入門書といえそう。「ヒトラーがいなければホロコーストはなかったのか?」という直球の質問に、ヒトラーがいなければホロコーストは考えられなかったとしながら、プロセスの個々の重要な局面でどのような役割を果たしたかを未解明としている。ホロコーストの推進は、アイヒマンや殺人エリートたちの自らの世界観を具体的な絶滅政策に結びつけた冷徹な犯罪とすることは疑いもない。その裏に、歯車となった親衛隊ばかりでなく、多くの反ユダヤ主義者がナチのイデオロギーに扇動された事実は消すことができない。

  • よっち

    専門的な内容を高校生でも理解できるようにやさしい言葉でまとめ、ホロコーストの全体像を体系的かつ簡潔に理解するための1冊。反ユダヤ主義の歴史的背景から始まり、迫害の段階、絶滅政策の実態、加害者の心理や組織の構造、抵抗運動、他の集団犯罪、そして戦後の裁判や記憶の継承まで、ナチス政権によるユダヤ人迫害と大量殺戮という人類史上最も深刻な犯罪を、一問一答形式ででわかりやすく解説していて、迫害がどう変化していったのか、具体的にどのような動きがあったのか、戦後の動きまでその全体像を把握するのに格好の1冊だと感じました。

  • O次郎

    訳者後書きにもある通り、ホロコーストに関する「前提的な知識、基本的な見方」を知るには格好の一冊。ただ、大前提となるナチ体制や第二次世界大戦史そのものへの言及は少ない。石田勇治「ヒトラーとナチ・ドイツ」などの入門書を読んだ後に読むと良さそう 本書でホロコースト実行部隊の兵士は参加拒否が可能だったことを初めて知った。戦中のドイツでホロコーストは一定程度知られていだとのことだが、国民の支持か無関心なしにホロコーストは不可能だったはずだ。ホロコーストをもたらした市井の人々の姿勢は教訓にしなければいけないと感じた

  • ちり

    “研究においては、こうした歴史的出来事の規模を測定することは重要である。とくに極右をはじめとするホロコースト否定論者やホロコースト相対化論者はまさにこれらの数字に焦点を当て、程度の差はあれ粗雑なトリックを使ってその数字に疑念を投げかけようとすることが多いからである。彼らはそこに最初のドミノを倒し、最終的にはホロコーストの歴史全体をある種の伝説として否定する好機を見出しているのである”

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