Product Details
ISBN 10 : 4801931987
Content Description
西暦2033年。南海地震に襲われた日本を中国が侵略し、東京の西側を掌握。東側はアメリカの管理下に置かれ、緩衝地帯にはASEANが駐留。東京は、もはや日本ではない―。国内では中国への反発が強まり、反中国の急先鋒である大臣が支持を集める。アメリカ大使館の連絡将校は日本の意図を探ろうと、平和維持軍のエマ・ヒガシ中尉を警視庁に送り込む。突然、経験のないアメリカ人と組まされることになり困惑する是枝都刑事だったが、エマを連れ神田駅殺人事件の捜査を開始する。特殊刺青片腕遺棄事件、中国要人子女誘拐事件、人体改造者鉤爪暴走事件…捜査を続けるうちに相棒として絆が芽生えはじめたふたりの前に、ヤクザ、そしてアメリカと中国の思惑が立ちはだかる。分割統治される東京を舞台にしながら日本の現在と未来を巧みに描き出す、連作科幻推理小説。
【著者紹介】
マルカ・オールダー : 短篇“Tear Tracks”でデビュー。2016年に発表してInfomocracyは各誌でその年のベストブックに選ばれた。パリ政治学院では博士論文を執筆し、ハリケーン・カトリーナと2011年の日本の津波を事例に、マルチレベルのガバナンスと災害対応の力学を探求している
フラン・ワイルド : 2016年に発表した初の長篇Updraftでアンドレ・ノートン賞を受賞、ネピュラ賞にもノミネートされた。デビュー作に連なる三部作のほか、多数の短篇を発表。詩、情報アーキテクチャとインタラクションデザインの博士号を取得
ジャクリーン・コヤナギ : デビュー長篇Ascensioが二〇一三年度のジェイムズ・ティプトリーJr.賞候補作となる
カーティス・C.チェン : 元シリコンバレーのソフトウェアエンジニア。初の長篇Waypoint Kangarooがローカス賞の候補になり、続篇も刊行。各誌に短篇を発表している
吉本かな : 翻訳家。同志社大学文学部卒業。別名義で自己啓発本やミステリー小説などの訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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シキモリ
読了日:2022/11/23
緋莢
読了日:2023/09/06
もち
読了日:2022/09/12
本の蟲
読了日:2022/11/14
かながわ
読了日:2023/02/12
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