マリー・ルイーゼ・カシュニッツ

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ある晴れたxデイに カシュニッツ短編傑作選

マリー・ルイーゼ・カシュニッツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488011369
ISBN 10 : 4488011365
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

死んだはずの養子に見張られていると主張し、戸締まりを厳重にする妻。夫との会話から見えてくる真実は‥‥(「雪解け」)。手脚に痣や傷がついていくのに痛みを感じない女性の日記。内容はどんどん異様になり‥‥(「火中の足」)。ある母親は、世界が滅亡する日が気がかりで詳細な手記を執筆するが‥‥(「ある晴れたXデイに」)。戦後ドイツを代表する女性作家が描く日常に忍び込む幻想と戦慄の人間心理。『その昔、N市では』に続く、全15編の傑作短編集!

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふるい

    カシュニッツ短篇傑作選の第二弾。特に好きなのを選ぶなら、「火中の足」「幸せでいっぱい」「結婚式の客」あたりかな。頭ではわかっていても最善の選択が出来ない事って往々にしてあるなぁ、と。ままならない人間心理の複雑さを描くのが上手い人だと思った。

  • くさてる

    いわゆる奇妙な味、不条理、などの色合いが濃い短編集。大きな事件や派手な展開は無くとも、ただ不穏な雰囲気が高まっていく流れがとにかく怖かった。痛みの感覚を無くしてしまう女性の話「火中の足」と引退したくなった作家の話「作家」具体的なことはほとんど語られないのに世界の様相が浮かぶ「脱走兵」などがとくに印象に残りました。

  • timeturner

    『その昔、N市では』と同様、登場人物、状況、展開、心理のどれか、あるいはすべてが奇妙で読者を惑わせ、それでいて気になって読まずにはいられないだけの吸引力を持つ作品ばかり。表題作のほか「雪解け」「火中の足」「幸せでいっぱい」「旅立ち」など、強迫神経症的な語り手がたくさん登場するので読んでいる私まで何かに追われている気になった。

  • ふゆきち

    『その昔、N市では』よりも渋いラインナップな印象。これはこれで。『いつかあるとき』に惹かれました。

  • ヤボ

    ★★★★☆カシュニッツ第二短編集。一編が十数ページほどの短編だが、冒頭から独特の世界観に引き込まれる。一番好きな話は「ポップとミンゲル」、他に「作家」「ある晴れたXデイに」「結婚式の客」「火中の足」も良かった。未訳の作品も多いとのこと、続編の出版を願う。訳者あとがきも読み応えあり。再読する時には「ティンパニの一撃」を意識して読みたい。

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