マリオ・バルガス・リョサ

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激動の時代

マリオ・バルガス・リョサ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867931035
ISBN 10 : 4867931039
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ラテンアメリカ文学ブームを先導した巨匠、最晩年の長篇!

嘘が真実になり、ラテンアメリカを変えた――。
1954年、グアテマラ。CIAを通じて米国の支援を受けた軍事クーデターが起こり、10年にわたって社会と経済を革命してきたハコボ・アルベンス政権が崩壊し、カルロス・カスティーリョ・アルマスを大統領とした独裁政権が樹立される。その背後では、「グアテマラが共産主義国になってソ連の海岸堡になる」という?が真実として流布されていた――。冷戦下のグアテマラを舞台に権謀術数渦巻き虚実入り交じる国際政治の闇を描いた、激動の長篇小説。

【著者紹介】
マリオ・バルガス=リョサ : 1936年ペルー生まれ。1959年に短篇集『ボスたち』でデビュー。1963年に初の長篇『都会と犬ども』でビブリオテカ・ブレーベ賞を受賞。2010年にノーベル文学賞を受賞。2025年4月13日逝去

久野量一 : 1967年生まれ。東京外国語大学教授。専門はラテンアメリカ、カリブ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    4年ぶりに故(2025年4月死去)マリオ・バルガス=リョサの新作(遺作の1つ前の作品)を読みました。舞台は、中米(北南米は訪れたことがあります)グアテマラ、権謀術数渦巻く国際政治の闇を複眼的に描いた作品です。昔は、スペイン、今はUSA、常に中南米の国々は搾取し続けられています。南米が反米なのは、解る気がします。ゴージャスなミス・グアテマラに逢ってみたい。 https://www.sakuhinsha.com/oversea/31035.html

  • ヘラジカ

    大国の意志に翻弄され大きく波打つ歴史の流れと、そこで躍動し無残にも散っていく駒のように卑小な人間たちの激甚なるドラマ。傑物たちの最期には唖然とした。人間とはなんて儚い存在だろう。マリオ・バルガス=リョサの偉大なる傑作群と比較すると「良い小説」という域を出ないように思うが、それでもかの巨匠の魂・精髄は確かに感じられる。尚且つ過去の大作ほどの濃度はないので、解説で書かれていた通り、この作家に全く触れたことのない人が”入門”として手に取るには最適かもしれない。

  • セロリ

    グアテマラの歴史的事実を元にした小説。ユナイテッド・フルーツ社のサム・ザムライが、広告の父エドワード・L・バーネイズを使って、自社のイメージアップを図る。まんまと乗せられた米国のメディアは、民主化に踏み出したグアテマラのことをソ連の手先になると『反共』を煽り、一斉に間違った情報を流し始める。広告は、今はSNSに取って替わられたが、プロパガンダとして使われ結果を出したというわけだ。米国の近くの国がその支配から逃れることは難しく、『反共』はまるで宗教のようで、米国に利する独裁者を作り出す。読み応えある作品。

  • sabosashi

     中米は、もしくはグアテマラは米国の力に屈すことで歴史が成り立っている。たとえばバナナ。かの悪名高きユナイテッド・フルーツがグアテマラの国土を蹂躙。税金なんて払ったためしがない。おなじく大土地所有こそがグアテマラのような国の貧困を形作っている。50年代に軍人出身の大統領が農地改革を唱える。しかし国内外で抵抗あり、とりわけアカ呼ばわりし、米国はムキになる。キューバのときと同様。以来、グアテマラでの政争が火花をちらす。米国は陰に陽に、干渉。さてはドミニカのトルヒージョスまで口を突っ込む。すさまじい争い。

  • TK39

    第二次世界大戦後のグアテマラ。米国のフルーツ会社の利権を守るため、グアテマラの近代化、民主化を図る政府を米国が転覆を図る。大地主の独占を打破するための農地改革は共産化のレッテルを貼られ、さらに状況により、次々に政府が変わっていく。

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