外来診療によく効くbathe法

素養もいらない。時間もかからない。ＳＯＡＰと使うシンプルな『治療的対話術』。

目次 : 第１章　ＢＡＴＨＥ法：患者中心の医療を実践するためのキーポイント/ 第２章　受診した背景まで視野を広げる/ 第３章　健康増進と慢性疾患の管理/ 第４章　短時間で行う治療介入とその効果/ 第５章　ブリーフカウンセリングのパール/ 第６章　１５分のカウンセリングの構築/ 第７章　困難な患者への対応：患者と医師双方の痛み/ 第８章　良い面を強調する：ＢＡＴＨＥ法を肯定的に表現する/ 第９章　特別な状況、スタッフ、自己決定権の確保をどう扱うか/ 第１０章　まとめ：治療の統合、ライフスタイルの修正、成果の獲得

【著者紹介】
マリアン・R.スチュワート : ラトガーズ・ニュージャージー州立大学ロバートウッド・ジョンソンメディカルスクール家庭医療／地域医療学名誉教授。１９７５年にラトガーズ大学で社会心理学博士号を取得。臨床医として働きながら大学院で学び、心理学の資格を取得した。３０年余りに渡って医学生や指導医、臨床医にカウンセリング技術を教えてきた。その後、自身の活動をコンサルティング業務と日常診療のみに絞り込んだ。サクセスフル・エイジングやストレスマネジメント、寛容性、医学教育などに関し、彼女が行う講演会には大きな需要がある。米国だけでなく、英国、カナダ、デンマーク、イスラエルなどでもワークショップを開き、その技術を伝えている。１９９７年にはＳｏｃｉｅｔｙ　ｏｆ　Ｔｅａｃｈｅｒｓ　ｏｆ　Ｆａｍｉｌｙ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅで教育賞を受賞、Ｓｔｕａｒｔ　Ｄ　Ｃｏｏｋ、ＭＤ　Ｍａｓｔｅｒ　Ｅｄｕｃａｔｏｒ’ｓ　Ｇｕｉｌｄの創立委員でもある。２００２年には心理学者としての稀有な業績を称えられ、アメリカ家庭医学会（ＡＡＦＰ）から名誉会員の称号が与えられた

3,ジョセフ・A.リーバーマン : ペンシルバニア州フィラデルフィア、トーマス・ジェファーソン大学シドニー・キンメル医科大学家庭医療／地域医療学教授。ジョージタウン大学で理学学士（ＢＳ　ｄｅｇｒｅｅ）、ジェファーソン・メディカル・カレッジで医師免許（ＭＤ）、ＵＭＤＮＪ／ラトガーズ大学で公衆衛生修士（ＭＰＨ）を取得した。故郷であるペンシルバニア州アレンタウンのＳａｃｒｅｄ　Ｈｅａｒｔ　Ｈｏｓｐｉｔａｌで卒後研修を修了し、ワシントンＤＣの米国科学アカデミー医学研究部門で専門研修を行った。ＡＯＡ　Ｈｏｎｏｒ　Ｍｅｄｉｃａｌ　Ｓｏｃｉｅｔｙの会員である。母校で現職に着任する前には、ＵＭＤＮＪ‐ロバートウッド・ジョンソンメディカルスクール家庭医療学の主任教授を務めた。その前には、アレンタウンで１０年間、家庭医療の臨床現場に立ち、その後、アメリカ空軍衛生科でも勤務した。医学文献、学会発表や書籍、論文、教育的なＣＤやオーディオ、ビデオや映画への出演などにおいて、共著者あるいは著者として、数えきれないほどさまざまなメディアで貢献している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）