マリアン・スタンプ・ドーキンス

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動物たちの心の世界

マリアン・スタンプ・ドーキンス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791761807
ISBN 10 : 4791761804
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

動物は本能だけで生きているわけではなく、様々な学習の能力を持っている。動物行動学の最新の成果を背景に、動物たちの意外な心の世界を解き明かし、人間中心の自然観を覆す、ライフ・サイエンスの最新の視座。

【著者紹介】
マリアン・S・ドーキンス : 現在、オックスフォード大学にて動物行動学を講義。1971年のドクター論文は、N・ティンバーゲン(ノーベル賞受賞)との共同研究による

長野敬 : 1929年、東京生まれ。東京大学理学部卒業。自治医科大学教授。生物学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 赤い熊熊

    動物たちは我々のように意識を持っているのだろうか。という問いに、まともな中枢神経系を持たないハチでさえできる複雑な行動などを例に挙げて、まずは安易な擬人化を潰します。その上で、序数の概念を持つと考えられるネズミ、さらにヒトと会話してるようなオウムなどの実験を挙げて、ヒト以外の動物にも意識はあると考えた方が合理的だと語ります。

  • 田蛙澄

    すこし古い本だがとても興味深かった。人間のふるまいから敏感に意図を察してしまうハンス効果や擬人化や期待を排除するため、行動から心を推し量り、他者の心の類推という論理的障壁を飛躍するためにとても慎重な実験がなされてるのが印象的。 ヨウムの数の実験は特に印象的だし、選好を食物との比較でどれだけ障害を超えて欲するかで数値化するのもなるほどなと思った。 動物の心を人間との行動的類推で本当に推し量れるか疑問が起こるが、論理的にはそれは他の人間でも同じなのは重要。そう思わないのは習慣として心を認めてるからだ。

  • なか

    ・p220 重要なのは他の動物が、広い意味で「快適」または「どんな対価を払ってでも手に入れたい、繰り返し手に入れたい」と感じる心の状態を自覚しているように見えることに尽きる。どんな動物もその動物固有の快・不快軸による分岐を持っている可能性があり、その中には人間の軸と一致するものもあり、私たちの軸とかなり違うものもあるだろう。

  • へのへのもへじ

    21世紀科学が解明すべき難問「意識」。生物学者はいかに捉えるのか。読むべし。

  • Kunio Hanaoka

    実験を通して表題のように探ろうとした本だが、はたして人間の感じるやり方で動物たちの心が計れるのか、まずはそこに疑問。言語はあっても、心は計りがたいのでは。

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