マラート・ガビドゥリン

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ワグネル プーチンの秘密軍隊

マラート・ガビドゥリン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784490210781
ISBN 10 : 4490210787
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ワグネル元指揮官が綴る初の手記。欧州各国で話題の書!

目次 : 傭兵への道/ ルハンシクでの任務/ 新たな任地へ/ 戦闘の準備/ サルマ/ 世の中の支配者たち/ 指揮官の苦労/ 中休みの日/ 「恐れ知らずの」砂漠の鷹/ 十字砲火を浴びて/ 逃した勝利/ 後方にて/ キンサバ郊外の一日/ 突撃はなかった/ キンサバの陥落/ イスラム戦士との遭遇/ コペイカ/ 負け戦/ パルミラ近郊/ やったぜ!/ 負傷/ 昏睡/ 勲章/ 振り出しに/ 快適な出発/ ハイヤーン/ 勝利の代償/ 医者/ 移転/ ふたたびパルミラへ/ で、ボーナスは?/ 峠にて/ シャエル油田/ フメイミム基地/ 俺が去ってからのシリア

【著者紹介】
マラート・ガビドゥリン : 1966年生まれ。ロシア民間軍事会社ワグネルの元指揮官。リャザン空挺軍士官学校を卒業後、10年にわたってロシア軍空挺部隊に所属したのち除隊。クラスノヤルスク地方の犯罪組織「タタリーナ」に加わり、そのときの活動により3年間服役する。2015年ワグネルの一員となる。ウクライナ、その後シリアなどで指揮官として活躍した。2019年ワグネルを去る。2022年、初の自叙伝をロシアで刊行した

小泉悠 : 1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了(政治学修士)。民間企業、外務省専門分析員、未来工学研究所研究員、国立国会図書館非常勤調査員などを経て2019年から東京大学先端科学技術研究センター特任助教、現在は講師。専門はロシアの軍事・安全保障

中市和孝 : 翻訳家。パリ第八大学数学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    ウクライナ戦争ではロシアの民間軍事会社ワグネルが悪名を馳せているが、その一員としてシリアで戦った男の戦記には「国を背負わない兵士の戦争」の生々しい実態が描かれている。無能なシリア国軍に足を引っ張られながら、ISとの血で血を洗う戦闘に明け暮れる日々。味方のはずのロシア正規軍には見下され、ろくに補給も受けられず惨めな暮らしを強いられる。しかも戦功はすべてクレムリンと軍のものとされ、犠牲者には僅かな報奨金が出るだけだ。プーチンに使い捨てにされていると知りながら、戦場でしか生きられない不器用な男の生き様が哀しい。

  • kan

    ワグネルの戦闘の様子が一傭兵の体験を通じて浮かび上がり、とても興味深く読んだ。正規軍と異なり戦死者数の公表や恩給の必要もなく、便利に使えて責任も負わず法律にも縛られない幽霊会社の幽霊兵士の奮闘の記録で、シリア内戦介入の日々が詳細に綴られる。ワグネルの幹部の実態が描かれるわけではなく、むしろ著者のロシア正規軍やシリア軍への軽蔑心と、自らの生き方や戦い方の誇り高さが印象に残った。よく自叙伝がロシアで出版されたと感心するが、この人はロシアに二度と入国できないだろうし、他国に住んでも危険だろうなと思った。

  • 紙狸

    2023年2月発行。この本の著者はワグネルの戦闘員としてシリアで戦った。フランスのドキュメンタリー映画制作者のインタビューに答えた→ロシア語で体験記を出版した→仏語版が出た。という経緯があったようだ。この日本語版は、仏語版が底本で、ロシア語版も参照して監修された。著者はもともとロシア正規軍の軍人で、トルストイ『セヴァストポリ物語』を読むといった教養がある。小泉氏の解説によれば、ワグネルの実態は詳しいことはわからない。複数の傭兵グループと経済利権グループの「ネットワーク」だという見方も出ているという。

  • Katsuto Yoshinaga

    “ウクライナの非ナチ化”を旗印にウクライナに侵攻したプーチンが、何故ヒトラーが好んだ作曲家の名を冠したPMCと蜜月関係にあるのか疑問だった。ワグネルとは、元GRUのドミトリー・ウトキン中佐のコードネームにちなむ。では、なぜワグネルなのかというと、ロシアにはキリスト教以前の古い信仰への回帰を願う汎スラブ主義が台頭・流行し、その信奉者はドイツの民族主義の影響が強く、ナチへの憧れと極右思想を標榜するケースが少なくないようである。映画ワグネルの制作者による本書の序文で、以上のことがわかる(コメに続く)

  • フク

    #読了 元社員によるノンフィクション。入社から退職まで。主にシリアの戦場の手記といった感じ。現地兵への愚痴多め。 都合よく傭兵たちを使う上層部に対しての憤りを強く感じた。 〈われわれは幽霊、この戦争の亡霊なのだ〉 図書館

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