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これについて マヤコフスキー叢書

マヤコフスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907511302
ISBN 10 : 4907511302
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たーぼー

    これについてとは何についてか、を語る男の顔をよく見るがいい。全露中央執行委員会に回状を送りつけかねない身の程知らずだ。スターリン体制に『ことば』というナイフと弾丸を用いた怪物だ。時には甘美なバラードを口ずさむ男だ。『頑張れ未来派の諸君!』だって?未来派か知らないけど、うん、頑張るよ。昔々、ロシアに一人の詩人がいたんだとさ。狂気と愛に燃えていたんだとさ。世界一周の旅に出るも、パリのホテルで旅費スッカラカンになったんだとさ。仕事部屋でピストル握り頭ブッ放したんだとさ。倒れた男の上を朝日が照らしていたんだとさ。

  • Y2K☮

    今月のポエム。複雑怪奇にねじれたり壮大な方向へ盛られ過ぎたりしているけど、つまりは「愛だろ、愛」という話か。確かにロシアの誇る詩人プーシキンは決闘で命を落としたのだ。愛と誇りを守るために。マヤコフスキーもあるいは彼自身の運命というか美学と矜持の行く末をそこへ重ねていたのかもしれない。でも相手のダンテスを焚き付けたのはプーシキンを良く思わない貴族連中だという話だし、愛する人を巡る男と男の決闘という美しいイメージと実態は案外裏腹だと思った。太宰治「女の決闘」を思い出す。ともあれ、ぜひ新訳でも読んでみたかった。

  • Mayuzumi

    詩人はリーリャに電話を掛ける。番号は6710「建物に穴をうがち、畑のようにミャスニーツカヤ街を掘っくりかえし、ケーブルをひきちぎり、電話番号は弾のように交換嬢めがけて飛んだ」彼女には夫があった。詩人と夫婦、三人で暮らしたこともあった。詩人はこの詩を、病のことばが語るバラードだと書く。オスカーワイルドの詩。決闘で散った二人の詩人。ダンテス。隣人のバリシンさん。熊になった詩人の魂の彷徨。プレスニヤの自宅から、パリはロトンドの喫茶店で管をまく。愛が彼をして唄わせる、高らかに、そして銃弾の死を何度も預言する。

  • シローキイ

    何物にも縛られない純粋な愛を歌った悲劇ではない包まれたもののない本心からの愛。家庭などの諸々の世相を掻っ切って、マヤコフスキーは感じるままに走る。愛する人の元へ。

  • えっ

    マヤコフスキーの低くて大きな声で朗読されるのを聴いてみたい、特大の言葉のエネルギー。アニメーションみたいに鮮やかな視覚描写は楽しい。他で見たことのないコラージュが載っているのが良かった。この叢書シリーズ少しずつ集めたいなと思う。 …なんかただの大ファンなので、アホみたいな絶賛しかできないんだけども

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