マフムード・ダルウィーシュ

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パレスチナ詩集 ちくま文庫

マフムード・ダルウィーシュ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439536
ISBN 10 : 4480439536
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

パレスチナに生まれ、亡命を生きた大詩人ダルウィーシュ。惨事と野蛮に抗し、実存的な主題として同地に向きあった。敗者の声を詩に結実させた絶唱。

【著者紹介】
マフムード・ダルウィーシュ : 1941‐2008。パレスチナに生まれ、イスラエル建国後は入獄と亡命の生を生きる。アラブ現代詩におけるもっとも重要な詩人の一人。ベイルートにてPLOに参加するが、オスロ合意に疑念を抱き、自治政府の組閣に参加せず。1969年にロータス賞を、83年にレーニン平和賞を受ける。サイードの著作に霊感を与え、ゴダール映画に出演する

四方田犬彦 : 1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 石油監査人

    マフムード・ダルウィーシュは、パレスチナ出身の詩人。パレスチナ独立宣言の起草者でもあります。この本は、比較文化学者の四方田犬彦が、ダルウィーシュの詩の中から12篇を選んで翻訳したものです。「抵抗の詩人」という印象が強かったため、政治的な表現を含んだ詩を予想していたのですが、実際には、神話やコーラン、聖書など広範囲からの引用を駆使した知的な作品群でした。完全な理解は難しいものの、詩に用いられている言葉は平明なため、世界観を把握することは比較的に容易です。詩からは抑圧された人々の魂の叫び声が聞こえてきます。

  • かふ

    ガザの壁にはマフムードの詩「壁に描く」のプレートが貼られているYouTubeがあがっていて、まさに今のガザの詩なのだと思った。日本では落書きは消されてそういう煩雑さはなくなったのかもしれないが落書きがあった頃はそういう物語を欲していたのだと思う。それが単純な歌詞であっても。詩が物語として力を持っているならば、それらの言葉は語り継がれていくだろう。そんな推しの日に読んだパレスチナの詩。

  • ロビン

    1941年イギリス統治下のパレスチナ北部に生を受け、幾度もの投獄や家宅捜索を経験、2008年に死去したパレスチナの詩人ダルウィーシュの詩集。アラブ圏ではアラビア語で書く現代最高の詩人のひとりとされる。詩は安易な解読を拒むかのようで、複数の人物の声で歌われるなどしており、読解には詩人の生きた時代と背景に対する知識も必要とされる。ギリシャ、アラブ、近代ヨーロッパという詩人を構成する要素ー聖書やギルガメシュ叙事詩、マジュヌーンとライラ、ルネ・シャールとハイデガーなどー詩人の複雑な文化の血液が詩の中で混じりあう。

  • belier

    最近読んだエドワード・サイードなど、パレスチナについての本でよく言及されている詩人ということでたどり着いた。解説でもサイードの本について述べられている。サイードと同様この人も学識豊かで、日本では想像を絶するような苦難を経験しているにもかかわらず、感情を抑えた知性と教養あふれるスタイルの詩たちだった。だが訳者解説で紹介されている詩は、当時続いていた悲劇的状況を元に86年に発表されたらしいが、昨年10月以降、ガザで世界から見捨てられている人々の悲痛な叫びを、何十年も先に響かせた作品のように思えてならなかった。

  • kentaro mori

    ⚫︎この大地にあってまだ生に値するもの、/四月の躊躇い、夜明けのパンの匂い、女から見た男の品定め、アイスキュロスの作品、/愛の始まり、石の上の雑草、笛の悲しみに生きる母親、侵略者の記憶への恐れ。//この大地にあってまだ生に値するもの、/九月の最後の日、四十を過ぎて杏の実が熟れきった女、獄舎に陽が差し込む時間、生きものたちを真似る雲、/微笑を浮かべ死に向き合う者への賞賛、独裁者の歌への恐怖。//この大地にあってまだ生に値するもの、/女なる大地、すべての始まりと終わりを司る大地。かつてパレスチナと呼ばれ、

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